ホーム  知るぽるとについて  著名人・有識者が語る  焦らず続けることが大事 やれば結果はついてくる 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美  スケート王国に生まれ、育つ

著名人・有識者が語る 〜インタビュー、講演、寄稿〜

焦らず続けることが大事 やれば結果はついてくる

元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美

スケート王国に生まれ、育つ

北海道東部、オホーツク海へ伸びる知床半島にほど近い清里町で、酪農業を営む家庭に生まれた岡崎さんは、 三人きょうだいの末っ子として、大自然を遊び場に育ちます。 体力的にも体格的にも、女の子と遊ぶより男の子と遊ぶ方が楽しいという活発な女の子でした。

清里町は冬季には町営スケートリンクを設営するほどスケートに熱心に取り組んでいる土地柄。 学校の体育の授業にもスピードスケートを取り入れており、 岡崎さんの母親は「朋美が体育でスケートができないと可哀想」と、 多忙な仕事の合間にスケートリンクへ連れて行ってくれたそうです。


そんな岡崎さんが本格的にスピードスケートを始めるきっかけになったのは、 小学校3年生のときにやって来た転校生の存在です。 スポーツ万能の女の子のライバルができ、運動会の徒競走でも1着、2着を争うなか、すっかり仲良しになった二人。 そんな大好きな友人が地元のスピードスケート少年団に入ると言い出し、岡崎さんも一緒に入団しました。

「友だちと一緒に同じことがしたいという気持ちで始めましたが、次第にスケートそのものに夢中になっていきました。 うちは酪農業で両親とも忙しく、送り迎えは母がしてくれましたが、 彼女の家で待たせてもらったり、食事をごちそうになったり、お世話になることも多く、姉妹のように面倒を見てもらってとても楽しかったのです」。

それでも、練習を休みたいことだってあるはず―。そんなとき岡崎さんの母親は、引っ張ってでもリンクへ連れていき、休まず続けることの大切さを教えてくれました。 一方、父親は黙ってスケート靴を研ぎ、ボソリとひと言、「やるんだったらしっかりやれ」と応援してくれたといいます。

「姉兄の姿を見て育ち、親に言われる前になんでもできる手のかからない子だったので、ほとんど叱られた経験もありません。 それだけに、やると決めたら続けることの大切さを教えてくれた両親の言葉は重く、子ども心にも『しっかりやろう』と思いました」。