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平成21年度金融教育公開授業(全国リレー講座)

大阪府金融広報委員会
大阪府立福泉高等学校
金融広報中央委員会

大阪の実施報告

「金融教育公開授業 in 大阪(福泉高等学校)」(11月19日開催)

大阪府立福泉高等学校は、大阪府中部の堺市内に、昭和58年(1983年)に設立された、「自律・協調・努力」を校訓に掲げ、「夢・体験・活動をサポートします」をキャッチフレーズとする学校です。廊下や校庭で出会ういずれの生徒さんからも「こんにちは」と大きな声で挨拶してもらえる活気に満ちたキャンパスに、全学年で約800名が学んでいます。

大阪府内では、3回目となる金融教育公開授業と講演会が開催されました。

▼ 参加者内訳:

生徒210名、開催校教員20名、開催校保護者5名、教育関係者14名、地域の方々3名、合計252名

1.公開授業

公開授業は、「貧困化する社会と貧困ビジネス」と題して3年生の教室で実施されました。雇用情勢の推移や経済的困窮などによる自殺者の増加といった社会的問題も踏まえた課題をテーマに、グループごとの考察やグループ間の討議を交えた活発な授業となりました。金融教育研究校として、昨年度から重ねられた労働保険などに関する様々な学習がベースとなり、生徒からは30代の自殺が多い理由として「失業率が高くて新しい仕事が見つからへんうちに、失業保険が切れて生活できへんようになったからやろ」等、様々な問題について率直な意見が示され、教室は熱気に包まれました。

公開授業「貧困化する社会と貧困ビジネス」の模様

2.講演会

公開授業終了後、弁護士の宇都宮健児氏による講演会「人生も仕事もやり直せる―貧困なき社会をめざして」が行われ、3年生が参加しました。宇都宮氏は、漁業や農業に従事する父の姿を見つめて育ったご自身の生い立ちや人づきあいが苦手で落ちこぼれ弁護士だった頃を振り返り、サラ金事件を手掛けて弁護士としてやりがいを感じたと話されました。悪質な借金の取立て屋が大声で債務者を脅す声がスピーカーから流され、恐ろしい取立ての実態が披露されました。このようなサラ金の取立てに苦しむ人々を救済していくうちに、一度借金をしてもその後の生活が苦しいとまた借金を繰り返すことに気付き貧困問題に取り組むようになったと話され、こうした問題の改善にむけた長い歳月に亘る地道な活動の歩みが紹介されました。

「人々が手を携えて、互いを思いやり、助け合う社会を築いていこう」「人生も仕事も何度でもやり直せる」「人は決してひとりぼっちではない」といった宇都宮氏からの熱意を込めた語りかけに生徒達は身を乗り出して聞き入っていました。

講演会終了後には、数名の生徒と外部参加者約10名が集い、宇都宮氏を囲んでの活発な意見交換が約30分間行われました。

講演会「人生も仕事もやり直せる―貧困なき社会をめざして」の模様

3.プログラム

13:25〜14:15
公開授業「貧困化する社会と貧困ビジネス」(3年生・現代社会)
14:25〜14:30
開会挨拶
大阪府立福泉高等学校校長
大阪府金融広報委員会
14:30〜15:20
講演「人生も仕事もやり直せる―貧困なき社会をめざして」
講師:宇都宮健児氏
15:30〜16:00
意見交換
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