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やってみたい外貨預金。利点とリスクを教えて。

やってみたい外貨預金。利点とリスクを教えて。
円高になれば損、円安になれば得。
具体的に、外貨預金と為替の関係を見てみましょう。
仮に、1ドル120円の時に、100万円を1年間、4%の金利で米ドルで預けたとします。日本で100万円を1年間、4%で預けると、1年後に100万円は必ず104万円(税引き前)になります。米ドル定期預金でも、一定額のドルを一定利率で預けるのですから、1年後には必ずドルで決まった額に増えます。では、どこでリスクが発生してくるのでしょう。
簡単に言えば、1ドル100円で100万円をドルに替え、1ドル80円の円高の時にこのドルを円に替えれば、元金の100万円は80万円に目減りします。逆に、円安になって1ドル120円のところでドルを円に替えると、100万円は120万円に増えます。これは、手数料も金利も税金も度外視して、単純に為替だけを見た時の数字。
預けた時よりも円高になれば損をし、円安になれば儲かる。これが、為替の基本です。
ただ、実際に外貨預金をする時には、それ以外にも、手数料や利息、税金などが、受け取り額に微妙に関わってきます。外貨預金の手数料については、預金レートの中に組み込まれています。
通常、テレビで「今日は、1ドル120円でした」といいますが、これは中値というレートの軸となる数字。実際の外貨の取引では、手数料が必要なので、この中値に対して手数料を乗せたものになります。大部分の銀行では、この中値に1円の取扱手数料を乗せています。中値が1ドル120円だとすると、日本円から米ドルに預けるTTSレートは121円。米ドルから日本円に引き出す時のTTBレートは、119円が多いということです。
ですから、テレビで「1ドル120円」と言っている時に、100万円預けると、多くの銀行が121円のレートを使うので8,264ドル46セントを外貨で預けるということになります。この8,264ドル46セントを年4%で1年間預けると、利息は330ドル58セントになります。ただ、外貨預金といえども、20%課税の対象となりますから、この時点で増えた利息から20%の税金を引くと、手取利息は264ドル46セントに。元金と合わせて、8,528ドル92セントになります。
これを引き出す時に日本円で引き出すのですが、まず、中値が預けた時と同じ1ドル120円だったとすると、TTBレートは119円なので、手元に戻るお金は101万4,941円となり1万4,941円のプラスに。もし、中値で1ドルが130円になっていたらTTBレートは129円なので、日本円にすると110万230円。一挙に10万230円も儲かることに。
逆に、中値が1ドル110円の円高になっていると、TTBレートは109円ですから、戻りは92万9,652円で、7万348円も損してしまいます。
ちなみに、これは1年間預けてかなり利息が付いているので、中値が120円で変わらなければ増えています。ただ、同じ年利4%でも、1カ月モノだと利息が増えないのに手数料が引かれるので、手取りは98万6,749円と目減りしてしまいます。為替がほとんど動かない場合には、短期の預入は損になるということです。
| レート | 預金額 | |
|---|---|---|
| 預金 | 1ドル=120円 (TTS=121円) |
1,000,000円 (8,264.46ドル) ↓利息264.46ドル(税20%) 8,528.92ドル |
| 換金 | 1ドル=120円の場合 (TTB=119円) 1ドル=130円の場合 (TTB=129円) 1ドル=110円の場合 (TTB=109円) |
1,014,941円 (14,941円の得) 1,100,230円 (100,230円の得) 929,652円 (70,348円の損) |
上手に外貨預金を預けるには、どうすればいいの?
外貨預金は、円高の時に預けて、円安の時に引き出す。これを繰り返せば、損をすることはありません。ただ、為替を読むのは、プロでも難しい。だとすれば、素人は、大儲けしようということよりも、イザという時に傷を最小限にするテクニックを覚えておいたほうがいいでしょう。
まず、預ける時には、1回で大金を預けず、なるべく小口に分散して預けること。たとえば、1ドル120円の時になけなしの100万円を預けると、引き出す時に1ドル120円より円安にならない限り損をします。けれど、1ドル120円で50万円預けて1ドル100円になってしまっても、その時にさらに50万円預ければ、1ドル110円より円安になった時点での引き出しでプラスになります。
次に、円高が進んでいく過程ですぐに逃げられるような商品に預けること。外貨預金も、預ける銀行によって、中途解約ができるところとできないところがありますから、中途解約できる銀行にしておくこと。そうでないと、円高が進みそうでも、満期まで待っていなくてはならないからです。
中途解約できなくても、あらかじめ満期の為替を決めてしまってそれ以上の損が出ないようにする為替予約を入れるという方法もあります。今は、テレフォンバンキングで簡単に為替予約を入れられる銀行も出てきています。
