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金融商品なんでも百科

(平成20年度版)

公社債

金融債

概要

特徴

金融債は、特定の金融機関が特別の法令に基づいて発行する債券です。利子の支払い方法によって、利付金融債と割引金融債の2種類があります。

預金保険制度の適用

発行時から発行金融機関との間で保護預り契約のある個人向けの保護預り専門商品については、平成13年4月から預金保険制度の適用対象です。

利付金融債

発行時から満期まで金利が変わらない固定金利商品です。利付金融債には、募集発行債と金融債特有の発行方式をとる売出発行債の2つの発行方式がありますが、個人の場合は、随時資金を払込む売出発行債を購入することがほとんどです。売出発行債の償還期間は、5年が一般的です。利息は半年ごとに受取れます。

購入単位は、1万円以上1万円単位です。ワイド(利子一括払利付金融債、5年もの)は、半年ごとの利子を複利で運用し、利子を満期時に一括して受取るタイプの商品です。

割引金融債

購入時に額面から利子部分に相当する割引料を控除した金額を払込み、満期時に額面金額を受取るかたちになります。償還期間は1年です。

課税については、通常の預貯金や利付金融債の20%課税とは異なり、償還差益(額面金額と払込金額の差、預貯金の利息に相当)に対し、18%の源泉分離課税となります。なお、障害者などに対する利子非課税制度は適用されません。発行方式は売出発行方式のみであり、購入単位は利付金融債の売出発行債と同様です。

金融機関の種類・・・農林中央金庫

農林中央金庫は、農林中央金庫法に基づく農林水産業のメインバンクです。現在は民間出資100%の金融機関として、農林水産業に関連のある一般企業への貸出しなど、銀行と同様幅広い業務を行っています。なお、売出しの方法により発行する農林債券(ワリノー、リツノー、リツノーワイド)については、平成18年3月に発行を終了しています。

金融機関の種類・・・商工組合中央金庫(商工中金)

商工中金は、「商工組合中央金庫法」に基づいて、昭和11年に政府が中小企業の組合と共同出資して設立した政府系金融機関です。主要業務を中小企業に対する安定的な事業資金の提供として、国の中小企業政策の一翼を担っているほか、ワリショー、リッショー、リッショーワイドと呼ばれる金融債を主要商品として扱っています。

なお、商工中金は平成20年10月に、株式会社商工組合中央金庫法に基づく特殊会社として株式会社に移行します。その後おおむね5年から7年を目途として、政府保有株式の全部が処分され、完全民営化することとなっています。

公社債の目次

50音別目次