ナビゲーションをスキップして本文へ

これより本文です

高校生小論文コンクール

「金融と経済の明日」第3回高校生小論文コンクール(平成17年)

考えようよ、日本の経済。

「「働く」ということは」

秀作

福岡県 福岡県立八幡高等学校 1年 曽我陽子

私は働くことは、とても大切なことだと考えている。今、働いている人が歳をとり退職すると、その下の世代の人達が中心となり仕事を支えていく。このような流れを繰り返すことが、個々の会社だけではなく社会全体を支えているのではないだろうか。今、働いている人が頑張って働いていても、いずれやめるときが来る。そのときに、今までのものに近いレベルで仕事を受け継ぐことのできる人物が必要となる。

しかし、ここで、このような人物がいないという会社が増えると、その会社だけでなくその職業の世界、そして、社会に大きな影響を与えることになる。なので、仕事に就くことや仕事に就いてからもその仕事について学んでいくことは重要なことである。

現代の社会では、フリーターやニートが増えている。私は、フリーターが悪いこととは考えていない。それぞれ、何か仕事をしている。そして、働こうという意欲がある。しかし、フリーターが増えすぎ、社会のほとんどの人がフリーターとなれば、これは大きな問題であると言えるはずだ。会社は、社員がいることで成り立っている。

しかし社員がすごく減ってしまい、アルバイトの人が増えると、簡単な仕事などは減るだろう。だが、社員一人一人が受け持つ、重要な内容の仕事は、増える。そうすると、今までは、一人1個の仕事だったが、一人2個などに増えるため、当然、仕事の進むスピードは落ちるはずだ。スピードが落ちるということは、会社に損失がでるということになる。そこが、問題だ。フリーターが少なければ、このような問題は起こらないはずだ。

フリーターをしていても、これからなりたい職業がある人など、これから一つの職業に就こうとしている人は良い。だが、一生フリーターのまま過ごしていこうとしている人など、一つの職業に就こうとする意志がない人を変えていき、一生フリーターでいようと考えている人を減らすことが、このような問題を解決していくことになる。

このフリーターの問題よりも早く解決していかなければならないのがニートの問題だ。ニートは最近、急激に増えてきている。私は、ニートと呼ばれている人達は悪いと考えている。特にその中でも、働けないわけでもないのに働こうとしないところが一番悪いところだと考えている。

私には将来の夢がある。しかし、自分が、将来なりたいと思っていた職業に就けなくても、何か別の職業に就いて働いていくつもりだ。なので、働こうとしないニートには絶対ならない。それに、なりたいとも思わない。

確かに、働かずに、そして、学校にも行かずにいたら、楽かもしれない。けれど、今は、親がいて生活に困ることもなくて良いと思っているのかもしれないがその後はどうするつもりなのだろうと考える。親は、多くの場合、子供よりも先に死んでしまう。そうしたら、働かなければ生活できなくなる。このようになったら、ニートである人はニートをやめて、働くのだろうか。ここで働くのならば、親に甘えていただけのただの子供だ。

親は、知ってか知らずか、子供を甘やかしていたのだろう。しかし、このような親の行為は優しさではなく、弱さだ。本当に子供のためを思うのなら、甘やかせず働かせるべきだ。このような考えからも、私は、ニートは甘えているだけのように思う。「働きたくない」という自分の意見を押し通していくことは、その人の親にとっても周りの人にとっても迷惑でしかない。

社会問題であるニートの問題は早く解決させなければならないのだが、原因がその人物の気持ちとなれば、解決策を見い出すことは難しい。ニートという存在があるということはニートの存在を許してしまっている人々がいるのだろう。

ニートの問題は、ニートである人物自身だけでなく、周りの人々の考えを変えていくことも重要である。ニートを許してしまったら、きっとニートは今よりも、増えてしまう。そうなったら、働き手が少なくなり、会社や社会を支えていく、流れに影響が出てきてしまうかもしれない。このことからも、ニートの問題の深刻さが分かる。

私は、仕事をして働いている人々はすごいと考える。それぞれ個人が責任感を持ち働いているはずだ。個人の力がたくさん集まることで、社会を支えている。現代の社会は、いろいろな問題によって、働く価値観は変わってきているが、働くという行為の重要性などは、変わっていない。そして、働くことの重要性は変わらないだろう。働く人々がいなければ、社会は成り立っていかない。そして、社会が成り立たずに困るのは自分達なのだ。

「働く」ということを軽視するような人はいないはずだ。個々の「働く」ということに対する気持ちはそれぞれだが、皆、「働く」ということが楽ではないと知っている。私も誰かのためや、自分のためにも、働いていきたい。

著名人・有識者が語る

  • 作家 上橋菜穂子
  • 落語家 林家たい平さん
  • 劇作家・演出家・女優 渡辺 えりさん
  • 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん
  • 東京女子医科大学・先端生命医科学研究所教授 清水 達也さん
  • 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美さん
  • 工学博士 石黒 浩さん
  • 日本体育大学教授 山本 博さん
  • 編集者・評論家 山田 五郎さん
  • 作家 荒俣宏さん
  • 医学博士 日野原重明さん
  • 山形弁研究家、タレント ダニエル・カールさん
  • 公認会計士 山田真哉さん
  • タレント パトリック・ハーランさん
  • 精神科医、立教大学教授 香山 リカさん
  • 野球解説者 中畑 清さん
  • 順天堂大学准教授 鈴木大地さん
  • 昭和女子大学理事長・学長 坂東眞理子さん
  • プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長 三浦雄一郎さん
  • 明治大学文学部教授 齋藤孝さん
  • マラソンランナー 谷川真理さん
  • 数学者 秋山仁さん
  • TVキャスター 草野仁さん
  • サッカー選手 澤穂希さん
  • ピアニスト 梯剛之さん
  • 女優 竹下景子さん
  • 食育研究家 服部幸應さん
  • おもちゃコレクター 北原照久さん
  • 宇宙飛行士 山崎直子さん
  • 早稲田大学名誉教授(工学博士) 東日本国際大学副学長 エジプト考古学者 吉村作治さん
  • 工学博士 淑徳大学教授 北野大さん
  • 登山家 田部井淳子さん
  • 音楽家 タケカワユキヒデさん

おすすめコンテンツ

  • くらし塾 きんゆう塾
  • 刊行物のご案内
  • 金融経済教育推進会議
  • ナビゲーター
  • YouTube
  • メディア情報