ナビゲーションをスキップして本文へ

これより本文です

「おかねの作文コンクール」

第35回「おかねの作文」コンクール(小学生・中学生)(平成14年)

おかねをたいせつにつかっていますか? ものをだいじにしていますか?

「大切に使うね」

特選・金融担当大臣賞

山口県 長門市立青海島小学校 5年 酒井 郁

「今日の夕食、おいしいね」
「みんなうちでとれた野菜よ。買ったのは、これだけ」
母は、自まんげに言う。でも、その後に必ず、
「お父さんが、いっぱい野菜を作ってくれるおかげよね」
と、続ける。私たちも、
「うんうん」
と、うなずいて笑います。父も笑います。

私の家は、庭で野菜を作っています。野菜は、ほとんど買うことはありません。でも、そのために父も母も、暑い夏には炎天下に汗をかきながら、寒い冬には手をかじかませて、どろだらけになって畑仕事をします。

だから、私たちはそんな野菜をとても大事に食べます。

でも、この前、父母がいっしょうけんめい育てた野菜を市場に出しに行った時、私はびっくりしました。大きな大根が1本5円、白菜が1玉8円だったのです。市場について行った私はすごくショックでした。

帰り道、私は母に言いました。
「くやしいね、ばかみたい」
「肥料代になったらいいんよ」
と、笑う母もさみしそうでした。

私は、初めてお金を得ることの大切さを知りました。今まで、おこづかいを当たり前のようにもらっていました。おこづかい以外にも、祖母のお手伝いをすると300円、500円をもらっていました。でも、その300円は、野菜をたくさんたくさん売らなければ得られない金額だったのです。

母が、食事の時、
「買ったのはこれだけ」
と、自まんする本当のわけもやっと分かりました。母は、毎日がんばって働いてくれている父に感謝しているからこそけん約していたんだ。

私は、今までお金の大切さなど一度も考えたことはありませんでした。祭りの時や、デパートに行った時なんか結構パラパラ使っていました。私は、そのことを思い出してすごく反省しました。
「私、もう無だづかいせんからね」
その夜、父に言いました。父は笑っています。母も祖母もうれしそうでした。

父がいっしょうけんめい働いたお金も、祖母がくれるおこづかいも、これからは大切にしなくてはいけないと思いました。

くやしい思いをしたけれど、市場について行って本当によかったです。

お父さん、お母さん、おばあちゃん、お金の大切さを教えてくれてありがとう。

お金の価値について考えよう

  • あなたは今までの生活をふり返って、むだづかいをしていたなあと感じたことはありませんか。
  • 「私」は、お家の人が一生懸命に育てた野菜にわずかの値段しかつかないこともあるということを知って、お金の価値を意識したのですね。
  • お母さんが食事のときに「買ったのはこれだけ」と自まんする、本当の理由がわかりましたか。

著名人・有識者が語る

  • 作家 上橋菜穂子
  • 落語家 林家たい平さん
  • 劇作家・演出家・女優 渡辺 えりさん
  • 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん
  • 東京女子医科大学・先端生命医科学研究所教授 清水 達也さん
  • 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美さん
  • 工学博士 石黒 浩さん
  • 日本体育大学教授 山本 博さん
  • 編集者・評論家 山田 五郎さん
  • 作家 荒俣宏さん
  • 医学博士 日野原重明さん
  • 山形弁研究家、タレント ダニエル・カールさん
  • 公認会計士 山田真哉さん
  • タレント パトリック・ハーランさん
  • 精神科医、立教大学教授 香山 リカさん
  • 野球解説者 中畑 清さん
  • 順天堂大学准教授 鈴木大地さん
  • 昭和女子大学理事長・学長 坂東眞理子さん
  • プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長 三浦雄一郎さん
  • 明治大学文学部教授 齋藤孝さん
  • マラソンランナー 谷川真理さん
  • 数学者 秋山仁さん
  • TVキャスター 草野仁さん
  • サッカー選手 澤穂希さん
  • ピアニスト 梯剛之さん
  • 女優 竹下景子さん
  • 食育研究家 服部幸應さん
  • おもちゃコレクター 北原照久さん
  • 宇宙飛行士 山崎直子さん
  • 早稲田大学名誉教授(工学博士) 東日本国際大学副学長 エジプト考古学者 吉村作治さん
  • 工学博士 淑徳大学教授 北野大さん
  • 登山家 田部井淳子さん
  • 音楽家 タケカワユキヒデさん

おすすめコンテンツ

  • くらし塾 きんゆう塾
  • 刊行物のご案内
  • 金融経済教育推進会議
  • ナビゲーター
  • YouTube
  • メディア情報