金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル2006
実施報告
開催概要
金融広報中央委員会では、2005年を『金融教育元年』と位置づけ、地域コミュニティや特に学校段階での金融教育の推進に重点を置き、昨年度は主として学校教育関係者および児童、生徒をターゲットとして『金融教育フェスティバル2005』を開催しました。更に本年度は、『みんなでつくる金融教育』を合言葉に活動を展開し、児童、生徒および学校教育関係者はもとより、一般生活者にも金融教育に対する興味を持ってもらい意識を高めていただくことと、金融教育に関する関連団体、協力団体とのネットワークの強化を図ることも目的として『金融教育フェスティバル2006』を開催しました。
今回は、会場を大きく2つのフロアに分け、7階の国際会議場を“おかねについて学ぶ教室”、6階フロアを“おかねについて学ぶ街”とし、それぞれ次の課題を設定し、企画・運営を実施しました。
7階大教室では、「知りたい!受けたい!おかねの授業」と題し、来場者がそれぞれ、今後の日本における金融教育のあり方やおかねを大切に使うことを考えるきっかけづくりになるように、海外の事例紹介を含めた2つの授業を行いました。臨場感あふれる授業を展開するため、舞台上には先生役のほか、小学生から高校生までの生徒役やPTA役を配し、対話形式としました。さらに、客席の来場者の参加意識を高められるよう“アナライザー”を客席に設けて、先生役から出題される問題に回答していただきました。
6階会場は、センターステージと関連団体による出展ブースから構成される“知るぽるとタウン”を中心に企画構成しました。このほか、関連団体の「ミニセミナー」や小学校、中学校、高校で実際に行われている金融教育授業を紹介する「金融教育ケーススタディ」など様々な形で、『金融教育』をプレゼンテーションしました。特に、“知るぽるとタウン”は子どもも楽しめるよう、自由参加型の「スタンプラリー」や「おかねクイズ」「貯金箱工作コーナー」を設け、楽しみながら金融の知識を身に付けられるよう配慮しました。また、小さいお子さんをお持ちのお母さんも参加できるように、0歳児も対象とした託児所を設け、今回のイベントに参加していただきたい年代層のなかにバリアーを設けないよう配慮しました。
今回のイベントは約1,100名の来場者を迎え、全体を通して活気にあふれ、来場した方々に『金融教育』の必要性を感じていただくための良い機会になったと思われます。