金融教育フェスタ

金融教育フェスティバル2006

実施報告

開催時刻：［第1回］13:00～13:30 ［第2回］15:50～16:20（各30分）
対象：小学生向け

講師：泉美智子氏（子どもの経済教育研究室代表）
ニワトリ農家の奮闘を描いた紙しばいです。ニワトリの病気やたまごの価格の変動などの難題を通して、子どもたちが「おかね」について考えるきっかけ作りにも。

紙芝居[1]

泉　皆さん、こんにちは。今から「たまごとおかねのはなし」という紙芝居を上演しながら、クイズを出しますので、みんな元気よく答えてくださいね。

泉　皆さん、養鶏場って知っていますか？ニワトリを育ててたまごを産む、そしてそのたまごを売っている、そんなお仕事しているところを実際に訪ねて、いろんなことを聞いてきました。そのお仕事の苦労話とか楽しいこととか、いっぱい聞いたことをもとに物語につくりましたので、楽しみながら聞いてください。

それでは、「たまごとおかねのはなし」。この物語はたまごの値段のこと、おいしいたまごを売って、お金にかえている家族の物語です。
皆さん、たまごって好きですか？

紙芝居[2]

子ども　目玉焼きが一番好き。

泉　目玉焼きが一番好き――はい。たまごが大好きな人――あんまり好きじゃない、苦手という人はいる？みんな好き？じゃあね、たまごを見たことがない人――いない？いないね。みんなたまごを見たことあるよね。たまご1個は大体いくらだと思う？いくらぐらいかな？わかる人――想像してみて。

子ども　15円。

泉　15円ぐらいかな。

子ども　10円

子ども　20円。

紙芝居[3]

泉　実は、普通に売られているたまごは1個10円なんですね。みんな10円で何が買える？

子ども　ガム。

泉　ガム1個。ほかに何が買える？

子ども　100円チップ。

泉　そうかな？100円チップだったら10円で買えないね。10円玉が10個要るね。ほかに10円玉で買えるものってある？

泉　たまごね（笑）あんまり思いつかないよね。みんなにとって10円であんまり物を買えない、そんなに値打ちを感じない10円が実はどれだけ値打ちがあるかということを考えながら、この物語を見て、楽しんでいっていただきたいと思います。

紙芝居[4]

泉　そして、この楽しい絵を描いてくれているのは、佐藤ナオミさんです。佐藤ナオミさんは、実は皆さんも一度は見たことがあるNHKの「おかあさんといっしょ」で背景のサンタさんの絵などを描いてくれています。絵もとても楽しいですからね、楽しんでください。それでは、はじまり、はじまり。