金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル in the Galaxy
6F 大人の宇宙おかね教室 知るぽると金融教育セミナー
参加して学ぶお金の授業とは
講師:金融広報中央委員会
企画役 岡崎 竜子 氏
金融広報中央委員会では、学校でお金や金融に関してどのような点を教えるかとお聞きした「金融に関する消費者アンケート調査」を行っています。結果を見ると小学校では、お金の重要さを理解すること、お金の計画的な使い方を理解することなど、中学校では、先ほどの項目に加え、基礎的な金融・経済の仕組みを理解することやクレジットカードの知識や利用上の留意点について、高校になりますと、金融商品の種類、商品性や特徴を理解し、適切に選択する能力を身につけることを教えて欲しいという期待が高いことがうかがわれます。
また、金融庁でも学校の先生方270名余りに「初等中等教育段階における金融経済教育に関するアンケート調査」を実施しました。小学校の先生方の中で56.9%、中学校では74.6%、高等学校では81.3%の先生方が、金融経済教育が必要だと回答されています。
こうした状況を踏まえて、金融広報中央委員会では、お金に関すること、生きていく上で必要な金融や経済の知識を、年齢に応じて楽しく学んでいけるよう支援しており、学ぶべきことを4つの分野に分けています。
まず、生活設計や家計管理に関すること。2番目は、金融や経済の仕組みに関すること、3つ目は、消費生活や金融に関するトラブル防止に関すること、4つ目に生きていく上でのお金のこと、キャリア選択に関わることを柱にしています。
『金融教育ガイドブック』には、4つの分野について先生方が工夫を凝らした実践事例が載っています。参加して楽しく学ぶ方法としては、職場体験やボランティア活動、ロールプレイ、体験学習ゲーム、討論会、模擬オークションや模擬商談、コンピューターを使ったシミュレーションなど、様々な活動があります。
本日は、外国紙幣やコインを導入に使った授業、物々交換ゲーム、悪質商法の被害防止のロールプレイングを体験していただきます。
このほかに、シミュレーションとしては、「ライフコースの設計」があります。冒頭に人生の設計図があり、何歳で就職、何歳でマイホーム購入、何歳で死亡と記入できます。そして、添付されている経済設計のための統計参考資料を使ってシミュレーションしますと、一生の間にどの程度、収入を得てお金を使うのかを計算できるようになっています。
「知るぽると」ホームページの「教える・学ぶ」のコーナーに教材の内容を掲載しています。また、教材や指導書の提供や講師の派遣、学校の先生対象のセミナーを開催するなど、サポート体制も整えています。これらを活用して皆様が金融教育を進めてくださることを願っております。