金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル in the Galaxy
開催概要
金融広報中央委員会は、平成17年度活動方針の中で『金融教育元年』を掲げて以来、毎年度「金融教育フェスティバル」を開催してまいりました。4回目となる平成20年度は、11月22日、23日の2日間にわたって「金融教育フェスティバル in the Galaxy」を秋葉原UDXで開催しました。
「金融教育フェスティバル」のこれまでを振り返ると、17年度は『金融教育元年』をスローガンとし、地域コミュニティや特に学校段階での金融教育の推進に重点を置いて学校教育関係者や児童・生徒を主なターゲットとして「金融教育フェスティバル2005」を開催しました。18年度は、「みんなでつくる金融教育」をスローガンとし、児童・生徒、学校教育関係者をはじめ、一般生活者にも金融教育に対する興味、関心をもってもらい意識を高めていただくこと、また金融教育に関する関連団体や協力団体とのネットワークの強化を図ることを目指して「金融教育フェスティバル2006」を実施しました。19年度は会場を重要文化財に指定されている日本銀行本店本館へ移し、『行こう!みんなのきんゆう大冒険。』というキャッチコピーのもと、子ども向けプログラムには“楽しく遊びながら学べる”という要素なども盛り込み、金融教育の必要性およびその具体的な内容について、児童・生徒や保護者、一般社会人、学校教育関係者に対して幅広く紹介することを目的とし、金融教育に関する関連団体、協力団体の協力のもとで開催しました。
そして20年度は、初めて開催期間を2日間とし、秋葉原駅に近い「秋葉原UDXビル」の3フロアーを使用して実施しました。IT・エレクトロニクスの最新技術の街「秋葉原」を宇宙空間に見立て、ギャラクシーの名のとおり、子どもにとって「未知」に感じる「お金の宇宙」について、『知ろう!学ぼう!役立てよう! チャレンジ!おかね宇宙探検』をキャッチフレーズに、前回のコンセプトを継承しつつ、さらにバラエティに富んだプログラムを用意して、楽しみながら学べる金融教育を実現しました。また、金融教育フェスティバルの開催告知に際しては、昨年と同様に「テレビスポットCM」の継続や秋葉原という交通至便のロケーションを活かした「電車広告」とを、連動させることで「知るぽると」、「金融広報中央委員会」の知名度や金融広報活動に対する認知度向上のための広報効果を高めることも狙いとしました。
まず、2階フロアーでは、メインステージでカネゴンやウルトラマン、アンパンマンなどが登場するショーのほか、寸劇、パペットの3つのパターンの演出で、子どもから大人までお金や金融の基本を楽しみながら学べるプログラムとしました。さらにステージ回りには、「オリジナル貯金箱づくり」や「おかねクイズ」にチャレンジするコーナーを設けたほか、各協力団体や金融広報委員会等の資料展示コーナー、パソコン教材紹介コーナーを設置しました。
次に、4階のフロアーには、小学生向けの体験プログラム「おかねミッション」を用意し、中央銀行の業務体験(ステップ1)、市中の銀行業務の学習(ステップ2)やお買い物体験(あんびるえつこ先生監修の「カレー作りゲーム」:ステップ3)を通じて、おかねの仕組みやお金を使うことの大切さを学ぶ金融教育の実践の場となるプログラムを展開しました。
また、6階フロアーでは、前回のフェスティバルを大幅に上回る22講座の金融教育セミナーを開催しました。各協力団体等の専門講師が、生活設計をはじめ金融・証券や保険、金融トラブルなどについて、正しい知識や最新の情報をわかりやすく紹介しました。2階の各協力団体の資料展示・パソコン教材紹介コーナーでの資料・教材提供と併せて、各協力・関係団体との連携はさらに強化されてきております。
会場には2日間にわたって親子連れをはじめ大勢の参加者が訪れ、子どもから大人まで、様々な切り口で金融知識や金融教育に触れることのできるイベントとなりました。