金融教育公開授業
平成21年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
兵庫県金融広報委員会
神戸市立神港高等学校
金融広報中央委員会
兵庫の実施報告
「金融教育公開授業 in 兵庫(神港高等学校)」(11月13日開催)
神戸市立神港高等学校は、明治40年に創立された歴史と伝統ある学校です。神戸市と神戸港を一望できる会下山の高台にあり、市街地ながら緑豊かな環境にあります。同校は、普通科・商業科・情報処理科の3学科と、生徒の適性・進路に対応したコースを設置し、21世紀の新しい時代と地域社会の要求に応えるよう、自主自立を旨とし、健全な精神・強い体力と意欲的な行動力をもつ人材の育成を教育目標としています。20-21年度は、兵庫県金融広報委員会より金融教育研究校の委嘱を受け、金融教育にも熱心に取り組んでいます。
11月13日(金)に公開授業が開催されました。当日は、「神戸市立高等学校商業部会研修会」を兼ねて実施しました。
なお、公開授業の後に予定していました講演会は、新型インフルエンザ感染拡大防止の観点から、中止とさせていただきました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
各学年1クラスの授業が公開されました。
(1) 「いつでもどこでも身近にある悪徳商法」(1年生・商業科ビジネス基礎)
身近に潜むマルチ商法など悪徳商法の手口を具体的な事例で紹介したり、無限連鎖講の会員数を計算し、神戸市の人口や日本の人口と比較したりして注意を喚起しました。また、ヤミ金融から借りた場合の数字のマジックを実際に計算し体感しました。
(2) 「計画的にお金を使う、『ひとり暮らしの生活費』収支の合った楽しい生活」(2年生・家庭科家庭総合)
家庭経済と国民経済とのかかわりを理解し、主体的な家計管理と経済計画の重要性を認識させること、および、自分と社会とのかかわりを意識させることがねらい。金融広報中央委員会作成の『これであなたもひとり立ち』を活用し、ひとり暮らしの生活費について学んだ後、DVD『初めての金融ガイド』(金融庁)を視聴し、振り込め詐欺の被害にあわないための対策や、偽装・盗難キャッシュカードの被害にあわないために暗証番号の決め方などについて考えました。
(3) 「未来の自分と取引できるか─金融を通して社会を考える─」(3年生・公民科政治経済)
教育ローンと住宅ローンを手がかりに、お金を借りるために最も必要なものは何かを考えました。また教育ローンなどは、未来の自分に投資してもらうためのローンであり、将来の自分と今の自分との取引であることを学びました。
2.プログラム
- 12:30~13:20
- 公開授業
(1)「いつでもどこでも身近にある悪徳商法」(1年生・商業科ビジネス基礎)
(2)計画的にお金を使う、『ひとり暮らしの生活費』収支の合った楽しい生活」(2年生・家庭科家庭総合)
(3)「未来の自分と取引できるか─金融を通して社会を考える─」(3年生・公民科政治経済)
講師:神戸市立神港高等学校教諭