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金融教育公開授業

平成21年度金融教育公開授業(全国リレー講座)

富山県金融広報委員会
高岡市立南条小学校
金融広報中央委員会

富山/高岡市の実施報告

「金融教育公開授業 in 富山(南条小学校)」(6月20日開催)

高岡市立南条小学校は、万葉集の大伴家持の歌とアルミ産業で有名な高岡市の南部に位置し、立山連峰を東に仰ぐ風光明媚な田園地帯にあります。同校は富山県金融広報委員会より金銭教育研究校(21─22年度)の委嘱を受け、「互いに認め合い、自ら深く学び、よりよい生活を築こうとする子どもの育成」を本年度の重点目標に掲げ、校長を中心に取組んでいます。

公開授業と講演会には地元紙や中央紙の記者も取材に訪れました。

▼ 参加者内訳:

児童118名、開催校教員21名、県・市教育委員会2名、開催校保護者110名、教員を目指す学生ほか8名、合計259名

1.公開授業

6年生を対象とした公開授業では、富山県金融広報委員会(西川金融広報アドバイザー)が考案した「おこづかいゲーム」を利用しおこづかいを工夫して使うことに取組みました。「おこづかいゲーム」の目的は、(1)自分で考え、行動できる力を身につける、(2)むだ使いをしない、物やお金を大切にする気持ちを育てる、(3)計画性のあるお金の使い方を学ぶ、(4)必要なものと欲しいものの違いを理解することです。子どもたちはこれらの目的とルールについて説明を受けたうえで、イベントカードを引きながら1か月間のおこづかい(1,000円)をどのように使用したかそれぞれこづかい帳に書きながらゲームを進めていきます。

イベントカードの中には、必ずおこづかいを使わなければならないカードと使うかどうか自分で決められるカードが入っています。必ず使わなければならないカードの1つに「ノートを買う」というカードがあり、1冊買うのか2冊買うのかを自分で選ぶようになっています。このカードはゲームの中で2回でてきて、最初に2冊まとめて買うとまとめ買いのメリットが享受できる仕組みとなっています。また、各自で決めるカードである「お母さんの誕生日に花をプレゼントする」というカードでは、お母さんの好きな花であるバラは300円で、チューリップは200円となっています。ここで、おこづかいの残高をにらみつつチューリップを選んだり、プレゼントをあきらめたり、最も悩んでいる様子でした。月末日のイベントカードは「お友達に100円貸して欲しいと頼まれました。どうしますか?」、「お友達におごってあげるといわれました。どうしますか?」です。これに対して子どもたちの大半は「貸さない」、「おごってもらう」と答えました。お金の貸し借りはよくないことと理解しているようですが、おごってもらうことには余り抵抗を感じていない様子が見受けられました。最後にアドバイザーからお金を使うときはよく考えて使うようアドバイスされてゲームを終了しました。

児童からは「おこづかいゲームは、本当におこづかいを使っている気分で、しかも計画的に使う大切さを学ぶことができ、とてもよかった」といった感想が聞かれたほか、教育関係者や保護者からは、「クラス内でのお金の貸し借りを注意すると、いじめにつながりかねないが、一般的な話として指導されたので、いじめの恐れがなく、理解も進むようだ」、「簡単なゲームでしたが、児童自身で考え、選択する場面の多い、よい実践だと感じました」などの感想が寄せられました。

(公開授業の模様)
公開授業「上手なお金の使い方~おこづかいゲームで考えよう!」の模様

2.講演会

公開授業の後、あんびるえつこ氏から、「カレー作りゲームで考える自分と地球にやさしいお金の使い方」と題して、講演が行われました。

まず、「街で遊ぼう!ゲーム」で、東京に遊びに行ったと仮定し、電車に乗ったり飲食をしたりすると、どのくらいお金を使うものか体験してみました。何度もお金を使う過程で使ったお金と残っているお金がすぐに把握できなくなります。あんびる氏は近年「電子マネー」の普及等でお金の管理が難しくなっていること、またこづかい帳を正確につけるのは大変であるが、きちんと記録しなければ使ったお金も残高もわからなくなるということを話されました。

次に、カレー作りゲームのワークショップを行いました。ここでは、限られた予算の中で、おいしいカレーを作るためにどんな材料を選ぶかに挑戦しました。各自が材料選びの工夫と選んだ理由を発表したところ、「限られたお金の中で何かを買えば、何かを我慢しないといけないということがよく分かった」とか「カレー作りの材料を選ぶだけなのに、我慢しないといけないことがあることに気付いた」、「お金を考えて使う大切さが分かりました」などの感想が出されました。

最後に10人の代表に対し、あんびる氏より飴を「好きなだけどうぞ」といわれて、一人ずつ欲しい数をもらいました。10個しかない飴は全員には行き渡りません。あんびる氏は「好きなだけどうぞといって飴を配ると、必ず足りなくなるという希少性の実験です」と説明され、「お金も資源も好きなだけ使えば、必ず足りなくなります。地球に住むみんなのこと、そして未来の人々のことも考えて計画的に使ってください」と強調されました。

(講演会の模様)
講演「カレー作りゲームで考える自分と地球にやさしいお金の使い方」の模様

3.プログラム

13:50~14:35
公開授業「上手なお金の使い方~おこづかいゲームで考えよう!」(6年生)
講師:高岡市立南条小学校教諭 平田郁子、藤征幸
西川育恵氏(金融広報アドバイザー)
14:35~14:50
移動
14:50~14:55
開会挨拶 富山県金融広報委員会 副会長 水上 誠一
14:55~15:55
講演「カレー作りゲームで考える自分と地球にやさしいお金の使い方」
講師:あんびるえつこ氏
15:55~16:00
閉会挨拶 高岡市立南条小学校 校長 大浦 由吉秀

著名人・有識者が語る

  • 脳科学者 中野信子さん
  • 作家 上橋菜穂子
  • 落語家 林家たい平さん
  • 劇作家・演出家・女優 渡辺 えりさん
  • 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん
  • 東京女子医科大学・先端生命医科学研究所教授 清水 達也さん
  • 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美さん
  • 工学博士 石黒 浩さん
  • 日本体育大学教授 山本 博さん
  • 編集者・評論家 山田 五郎さん
  • 作家 荒俣宏さん
  • 医学博士 日野原重明さん
  • 山形弁研究家、タレント ダニエル・カールさん
  • 公認会計士 山田真哉さん
  • タレント パトリック・ハーランさん
  • 精神科医、立教大学教授 香山 リカさん
  • 野球解説者 中畑 清さん
  • 順天堂大学准教授 鈴木大地さん
  • 昭和女子大学理事長・学長 坂東眞理子さん
  • プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長 三浦雄一郎さん
  • 明治大学文学部教授 齋藤孝さん
  • マラソンランナー 谷川真理さん
  • 数学者 秋山仁さん
  • TVキャスター 草野仁さん
  • サッカー選手 澤穂希さん
  • ピアニスト 梯剛之さん
  • 女優 竹下景子さん
  • 食育研究家 服部幸應さん
  • おもちゃコレクター 北原照久さん
  • 宇宙飛行士 山崎直子さん
  • 早稲田大学名誉教授(工学博士) 東日本国際大学副学長 エジプト考古学者 吉村作治さん
  • 工学博士 淑徳大学教授 北野大さん
  • 登山家 田部井淳子さん
  • 音楽家 タケカワユキヒデさん

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