金融教育公開授業
2015年度 金融教育公開授業
金融広報中央委員会
富山県金融広報委員会
富山県立石動高等学校
富山の実施報告
「金融教育公開授業 in 富山(石動高等学校)」(2月12日開催)
富山県立石動高等学校は、大正13年に開校され、昨年度、創立90周年を迎えた学校です。教育目標である「自主・誠実・実践」の精神のもと、地域に密着した学校づくりを進めています。設置学科は、全学年普通科3クラス、商業科1クラスであり、部活動も盛んで、インターハイなどの全国大会で数多くの優勝経験のあるホッケー部を筆頭に、多くの部が全国大会を目指して活動しています。
2月12日(金)に金融教育公開授業を開催し、1年生を対象に公開授業と、いちのせかつみ氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
商業科1学年「ビジネス基礎」の授業において、「模擬店を開くシミュレーションをしてみよう」と題して行いました。これまでの1年間学習した仕入原価や売価、利益率などについて復習した後、模擬店を開いた経験を踏まえ、原価と利益を考えて値段設定を行ったり、販売計画を変更し値下げした場合の利益額などについて計算するなどのシミュレーションを行いました。
また、パン屋の例をあげ、実際の開業にはどれだけの資金が必要なのか、その大きな資金を調達するには金融の役割が重要であることについて理解を深めました。
2.講演会
公開授業の後、商業科生徒全員を対象に、いちのせかつみ氏による「みんなで幸せになろう!~笑う門にはカネ来たる~」と題する講演会が行われました。
いちのせ氏は、正社員とフリーターの生涯賃金に大きく差があることを数字で示され、将来を見通すことが大切であると話されました。
また、コンビニエンスストアでは、人間の行動心理に基づいた商品陳列や購買意欲を沸き立たせる工夫がされているといった、生徒にとって身近な内容や興味を持っている事柄を題材にしてお話しいただき、普段何気なく生活をしている中にもカネを集める様々な知恵があることを伝えて下さいました。
最後に「ヤミ金」などお金にまつわる危険な事例も紹介してくださいました。
生徒からは、「おもしろいだけでなく、とてもわかりやすかった」「知らなかったことを沢山知ることができた」「社会に出る前に知っておいてよかった」などの感想が寄せられました。
3.プログラム
- 9:55~10:45
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公開授業
「模擬店を開くシミュレーションをしてみよう」(1年生商業科) - 11:00~11:05
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開会挨拶
富山県金融広報委員会副会長 野口久雄 - 11:05~12:05
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講演「みんなで幸せになろう!~笑う門にはカネ来たる~」
講師:いちのせかつみ氏 - 12:05~12:10
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閉会挨拶
富山県立石動高等学校教頭 金田良二