金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル2008
実施報告
大人のおかねセミナー 知るぽると金融教育教室
損害保険ワンポイント講座 ~バイヤーズガイドで賢く契約!~
開催場所:西セミナールーム 定員90名(各50分)
開催時刻:15:30~16:20
対 象:大人向け
講 師:(社)日本損害保険協会
副長 田邊 陽一 氏
レジュメ(PDF 525KB)
いつ起こるか分からない火災や地震、交通事故などに備えるのが「損害保険」です。私ども日本損害保険協会が編集した「バイヤーズガイド( 損害保険の契約に当たっての手引)」のワンポイント・アドバイスで、自分に合った保険を賢く選んで契約しましょう。
日常生活に潜むリスクは、大きく分けて3つあります。1つめは、人体に損害が発生する(階段から転落、料理中の火傷等)、2つめは、物に損害が発生する(家屋の火災、車が壁にぶつかる等)、3つめは、他人に損害を与える(誤って展示商品を壊す、自転車で歩行者にぶつかる等)です。損害保険は、こうしたリスクを多くの人が少しずつ出し合ったお金で補償する相互扶助の精神から生まれました。
「自動車保険」には、(1)法律で契約が義務付けられた「自賠責保険」と、(2)任意加入による「自動車保険」の2種類があります。「自賠責保険」は、対人賠償に対する保険で補償限度額があります。それを超えた補償に対しては、任意加入による「自動車保険」で備える必要があります。運転者の年齢を制限したり、運転者を家族だけに限定すると、保険料は安くなりますが、補償を得られなくなる場合があるなど、契約内容を確認することが大切です。
「火災保険」は、建物と家財それぞれに契約が必要です。隣家の失火による焼失は、法律で重大な過失が無い限り賠償責任が生じないため、備えが大切です。地震や噴火、津波による火災を補償する保険は「地震保険」ですが、この保険は単独では加入できず『火災保険とセットで契約』する必要があります。
「傷害保険」は、ケガによる死亡・後遺障害・入院・通院などに支払われます。病気を補償する「医療保険」では、入院保険金や手術保険金が補償支払われます。契約時に健康状態を正確に申告しないと補償されないことがあります。損害保険に加入するには、パンフレットや契約のしおりをよく読んで、自分に合った保険かどうかを十分にご確認し契約することが大切です。