金融教育公開授業
平成18年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
金融広報中央委員会
三重県金融広報委員会
三重の実施報告
「金融教育公開授業 in 三重(四日市商業高校)」(10月24日開催)
三重県立四日市商業高等学校は、四日市市の郊外の高台に位置し、本年が創立110周年を迎える歴史ある高等学校です。生徒は、商業科、情報処理科、国際関係科の3コース制に別れて在籍しています。三重県での公開授業は、同校が初めての開催となりました。
▼ 参加者内訳:
生徒(1~3年生)900名、開催校教員50名、開催校保護者・教育委員会関係者等39名 合計987名
公開授業
開会にあたり、古川校長が「学校で学ぶものは知識や技術であるが、社会で生きるためには『知恵』が必要です。本日は、そうした知恵を学んで下さい」と挨拶されました。
公開授業は、いちのせかつみ氏が笑いとユーモアを交えながら、「キミは狙われている!金融トラブルの実態」と題して、携帯電話をきっかけとするトラブルについて解説されたほか、近い将来、売り手の立場に立つであろう生徒に対して、消費者とは異なる立場において考えることの重要さを説かれました。
例えば、高校生もよく利用するコンビニについて「店内のディスプレイ」を、「雑誌」、「飲み物」、「お弁当」、「お菓子」、「雑貨」などの声に従って図上に表示させます。どの店も同じように配置されており、それは購入を促すためであるとのいちのせ氏の話に、生徒からどよめきが生じます。
また、駅前の店に対抗して「お店を出すとしたら」では、出店先に「バスの停留所」や「大学前」などの案が出てきます。正解は「やってみないとわからない」ですが、いろいろなことを想像して考え、判断していくことが重要であると解説されます。
携帯電話については、チェックリストを用いて携帯依存症になっていないかと語りかけ、実際に使用する目的に応じた機器を購入したり、契約することが重要であること、もしも問題が生じた時は、自分たちだけで解決するのではなく、周囲の大人に相談することを呼びかけました。
プログラム
- 11:15~11:25
- 開会挨拶
三重県四日市商業高等学校校長
金融広報中央委員会 - 11:25~12:40
- 金融教育公開授業「キミは狙われている!金融トラブルの実態」
講師:いちのせかつみ氏(FP/生活経済ジャーナリスト) - 12:40~12:45
- 生徒代表による謝辞
- 12:45~12:50
- 閉会挨拶
三重県金融広報委員会