金融教育公開授業
平成20年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
北海道金融広報委員会
札幌龍谷学園高等学校
金融広報中央委員会
北海道の実施報告
「金融教育公開授業 in 北海道(札幌龍谷学園高等学校)」(11月28日開催)
札幌龍谷学園高等学校3年生は北海道金融広報委員会より金融教育研究校(H20-21年度)の委嘱を受け、総合学習の授業で「生活費ってどのくらいかかるの?」、「お金の管理の方法」などのテーマで学習を行い、社会人となったときに自立した生活を送れるよう金融教育に熱心に取り組んでいます。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「金融トラブルに巻き込まれないために」とのテーマで3年生の5クラスが総合学習の時間に行いました。最近ではオレオレ詐欺の手口が巧妙化しているというニュースを聞いたり、ネットオークションでのトラブルの話など身近な事例が多いということもあり、生徒たちも真剣な様子で授業に臨みました。各クラスとも身近にある色々な悪質商法をビデオ視聴し、各グループ内でお互いに意見交換を行いました。その後、どのようなことに気をつければよいのかをまとめる等、金融トラブルに巻き込まれないための心構えや対処方法について活発な議論が行われました。公開授業に参加した学校関係者、保護者および地域の方々から「社会に出る前にトラブル事例を知っておくことは大変有意義」、「自分の予備知識としても役立つと思った」といった感想が聞かれました。
(公開授業の模様)
2.講演会
公開授業の後には「本当にこわい!金融トラブル」のテーマで住田裕子弁護士による講演会が行われました。。内容は、契約とは何かから始まり、意思の合致、申し込みと承諾、債務不履行や契約の当事者は誰か等を具体的な事例を上げて説明され、消費者保護の法律についても交えながらお話いただき、生徒は熱心に耳を傾けていました。結びに、21世紀を担う生徒達へ住田氏から、人生を豊かにするために大切なのは「自分自身への投資、コミュニケーション能力、若者の特権である『何でも質問すること』」であるとのメッセージが送られました。
一般参加者からは「具体例があって分かりやすく楽しいお話だった」、「実際にあったこと、身近にどこにでもある話で参考になった」との感想が寄せられ、金融トラブルについての関心の高さが伺えました。
(講演会の模様)
3.プログラム
- 13:20~14:05
- 公開授業「金融トラブルに巻き込まれないために」(3年生)
- 14:20~14:30
- 開会挨拶 札幌龍谷学園高等学校 校長
北海道金融広報委員会 事務局長 - 14:30~15:30
- 講演「本当にこわい!金融トラブル」
講師:住田裕子氏 - 15:30~15:35
- 生徒代表謝辞
- 15:35~15:40
- 閉会挨拶 北海道金融広報委員会