2014年度 金融教育公開授業

「金融教育公開授業 in 岡山（精思高等学校）」（11月17日開催）

倉敷市立精思高等学校は、昭和26年に開校した夜間定時制4年修業の高校です。現在では約110名の生徒が在籍し、多くの生徒が学業と仕事の両立を目標に頑張っています。また、学校行事として、チャリティーバザーや地域清掃ボランティア、市民公開講座など社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。

11月17日（月）に金融教育公開授業を開催し、1年生と3年生の公開授業、いちのせかつみ氏による講演会、研究発表を行いました。

▼ 参加者内訳：

１．公開授業

(1)「社会を豊かにするためのお金」

学校で取り組んでいるチャリティーバザーを題材として、お金は地域や人々、また使われ方によって多様な価値を持つことを学びました。また、社会や人々の暮らしを豊かにするようなお金の使い方について考えました。

(2)「物価変動から考える流通システム」

江戸時代末期の開港・貿易の影響による流通システムの変化のポイントを物価の変化から見極め、現代の流通システムとの共通点を生徒が考えていく授業でした。

(3)「いのちを育むお金」

出産費用や、乳幼児の衣・食・住、保健に必要な費用を調べました。また、保育園や幼稚園、習い事や遊び・レジャー等の費用、さらに将来、高校や大学・専門学校で必要になる教育費について学びました。長期経済計画（生活設計）の重要性を考える授業でした。

３．研究発表

「本校における金融教育の取り組みについて」と題して、これまでの金融教育研究校としての取り組みが発表されました。次に、公開授業担当教諭から、授業の目的や授業で生徒に身につけさせたい力などについて詳細な説明が行われました。

４．プログラム

17：40～18：20

公開授業
(1)「社会を豊かにするためのお金」（1年生 ビジネス基礎）
(2)「物価変動から考える流通システム」（3年生 日本史Ａ）
(3)「いのちを育むお金」（3年生 家庭総合）

18：30～18：35

開会挨拶
倉敷市立精思高等学校校長 西﨑誠

18：35～19：45

講演「みんなで幸せになろう！～笑う門にはカネ来たる～」
講師:いちのせかつみ氏

19：45～19：50

閉会挨拶
岡山県金融広報委員会

20：00～20：20

研究発表
「本校における金融教育の取り組みについて」

20：20～20：30

指導・講評
岡山県教育庁高校教育課指導主事（副参事） 杉野方美
岡山県教育庁高校教育課指導主事（主幹） 田坂紀子