金融教育フェスタ
金融教育フェスタ2017
親子のためのおかね学習フェスタ
おかねは何のためにあるのか、それは欲しい物があるからだと思います。今日は皆さんに普段からおかねをどのように使っているか、考えてみて欲しいのです。おかねはたくさん持つことが大事なのではなく、賢く持つかどうかが大切です。
色々な国のお札をみてください。
国によって大きさや柄が違い、それぞれ特徴があります。国によっておかねに対する考えが違ったり、使い方も違います。お札はただの紙ですが、みんなが信用しているから1万円札は1万円なのです。クシャクシャになったお札だって、値打ちは変わりません。
お札は書かれている数字と同じ価値がありますが、それをどう使うかによって使う人の値打ちは変わると思います。皆さんがおかねと賢く上手に付き合うかどうかによって皆さんの価値が変わるのです。ですので、おかねと大切に付き合ってもらいたいと思います。また、「欲しいもの」と「必要なもの」の違いを理解して、賢くおかねを使うことが大切です。
最近の子供たちは、お父さん、お母さんが子供の頃とおかねに対する感覚が変わってきています。子供たちがよく利用するコンビニで売っている商品の値段を知っていますか?子供たちは結構知っています。子供たちの興味のある商品くらいは、親がわかっていなければダメです。また、コンビニで使えるICカードを子供に持たせていると、現金を扱うことがなくなり、おつりの計算が苦手な子供になってしまいます。そこで子供には、現金をうまく使って、おかねの教育をしてあげて欲しいと思います。子供たちの金銭感覚は親の姿を見て磨かれます。子供たちは皆さん方のおかねの使い方を見ていますので、一緒にスーパーに買い物に行った時など、無意識にしている行動をあえて言葉に出して子供に伝えるようにしましょう。また、1ヵ月に1度、働くことに対する感謝の日をつくってみてはどうでしょうか。そうすることによって、子供の働くことに対する意識が高まります。一番身近なお父さん、お母さんがお子さんとおかねのことを真剣に話し合ってください。おかねの問題は将来必ず起こると思いますが、解決策は家族で話をすることです。おかねの話をこだわりなくできる家族関係を作っていただきたいと思います。お金は幸せになるための道具なので、上手に使ってみんなで幸せになりましょう。
おはなし会の模様
おはなし会の模様
石川県観光PRマスコットキャラクター
「ひゃくまんさん」
講師プロフィール
大学卒業後、会計事務所に入所し、税務経理や人材育成を中心としたコンサルタントとして活躍。
全国各地で金融教育、金銭教育の講演活動を行う。
ユーモアあふれる語り口調で、大人も子どもも楽しく学べる講演が評判。
2003年には、自転車で金銭教育普及のためのボランティアセミナーを行いながら日本列島を縦断。
現在、テレビやラジオに出演する一方、講演会やセミナー、執筆活動など多方面で活躍中。
- 主催:
- 金融広報中央委員会・石川県金融広報委員会
- 後援:
- 文部科学省、金融庁、消費者庁、日本銀行、日本PTA全国協議会、石川県、金沢市、石川県教育委員会、金沢市教育委員会、石川県小中学校長会、石川県高等学校長協会