金融教育公開授業
平成18年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
愛知県金融広報委員会
金融広報中央委員会
愛知の実施報告
「金融教育公開授業 in 名古屋(丸の内中学校)」(11月17日開催)
1.概要
11月17日(金)、名古屋市立丸の内中学校でファイナンシャルプランナー、生活経済ジャーナリストのいちのせかつみ氏による公開授業を行いました。中学3年生2クラス45名のほか、保護者、学校関係者等37名が参加しました。TV局が取材に訪れ、その様子は当日昼のニュースで放映されました。
公開授業では、お金を上手に使うことの大切さや消費者トラブルにあわないための心構えについて、たくさんの具体例やクイズをまじえながらのお話がありました。ユーモアあふれる語りについつい話しに引き込まれ、時間の経つのも忘れる思いでした。
コンビニエンスストアやスーパーは、消費者の購買意欲を刺激しようと商品の陳列やチラシのレイアウトを工夫していることなどをあげ、本当に必要なものかどうかを見極めるのが賢い買い物の仕方だと話されました。
また、携帯電話について、「通話料やパケット代は後払いなので、借金と同じことだという認識をもつとともに、通話料が毎月5千円とすると中・高・大の10年間で60万円かかることも知っておいてほしい」と話され、「子どもの安全のために持たせることが多い携帯電話ですが、持ったために生じる危険もある」として携帯電話にまつわるトラブルについても指摘されました。
最後に、「ヤバイと思ったらすぐ相談」など、だまされない五ヶ条で悪質商法に対する注意を喚起した後、「お金を上手に使える大人になってほしい」というメッセージで、授業は締め括られました。
公開授業の後、山田教頭先生は、「賢い消費者になるための知恵やヒントをたくさんいただき、大変有意義でした」と総括しました。
参加者からは、「自立した生活を営むための理解を深めることができる」(学校関係者)「スーパーのちらしや携帯電話等、身近なものを具体例にあげ、とてもわかりやすかった。家庭でも今日の話を話題にしたい」(保護者)などの感想が聞かれました。
▼ 参加者内訳:
生徒(中学3年生)45名、開催校保護者20名、地域住民等6名、他校教員2名、丸の内中学校教員5名、愛知県金融広報委員会関係者4名 計82名
2.プログラム
- 10:40~10:45
- 開会挨拶 愛知県金融広報委員会
- 10:45~11:35
- 公開授業「キミは狙われている!本当に怖~いお金のはなし」
講師:いちのせかつみ氏(FP、生活経済ジャーナリスト) - 11:35~11:55
- 質疑応答
- 11:55~12:00
- 閉会挨拶 丸の内中学校