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金融教育公開授業

平成20年度金融教育公開授業(全国リレー講座)

金融広報中央委員会
群馬県金融広報委員会
伊勢崎市立第一中学校

群馬/伊勢崎市の実施報告

「金融教育公開授業 in 伊勢崎(第一中学校)」(11月6日開催)

伊勢崎市立第一中学校は、伊勢崎市のほぼ中央に位置し、商店のほかに、市役所などの公共施設、また住宅に囲まれた環境にあります。同校では「思いやりの心、感動する心、感謝する心」を持った生徒の育成を目標としており、心を育てる授業を重点的に行っています。また、平成19年度から金銭教育研究校として、学校全体で取り組んでいます。

当日は、県内の教育関係者のほか、PTA等地域の方、大学生の参観をいただき、またマスコミの取材もありました。

▼ 参加者内訳:

生徒550名、開催校教員40名、教育関係者11名、大学生2名、地域の方々24名、マスコミ3名、合計630名

1.公開授業

「わたしたちの暮らしと経済」と題して、物の値段がどのように決まるのかについて3年生社会科の授業が行われました。

きゅうり、ある花、さんまの値段について、市場での売買量と価格の関係について考える授業です。実際の価格を月次で調べてみると、きゅうりは入荷量(供給)が多いと価格は低くなり、少ないときに価格が高くなっていますが、ある花は卸売量がピークの5月が最も価格が高くなっていました。5月に需要が最大となっていることから、この花がカーネーションであると正しく推測した生徒もいました。花からは需要が大きいときに価格は高くなり、需要が小さいときには価格は安くなることがわかります。また、さんまの卸売量と卸売価格をみると、季節性があるために需要と供給の関係が一定ではなく、旬を迎える時期は需要が高まっているものの供給が十分でないことから価格が高くなっており、価格は需要と供給のバランスで決まることを学習しました。

(公開授業の模様)
公開授業「わたしたちの暮らしと経済」の模様

2.研究発表・講評

開会に際し、伊勢崎市立第一中学校の小林校長は、金銭教育を実施するに当たっては、従来の様々な教育活動を金銭教育の視点から見直して実行してきた、と紹介しました。群馬県金融広報委員会の片貝事務局長からは、お金を手がかりに学習を進める金銭・金融教育を通じて、自ら考え主体的に行動する力を身につけていってほしいと挨拶がありました。

同校では、金銭教育は、お金や金融の様々なはたらきを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育と位置付けています。実施するに当たっては、生き方を考える教育として、日常の教育活動において金銭教育の観点から見直したことや、金銭教育を通して、お金に対する正しい価値観やものを大切にする心・働くことに対する考え方を深め広げることによって豊かな心を持つ生徒を育てることを狙いとしている旨、示されました。

続いて、社会・技術家庭科・道徳・総合的な学習の時間・修学旅行・特別活動といった授業や「お金の作文」コンクールへの応募・チャレンジウィーク(職場体験)・地域活動・バザーなどについて、実際の取り組みの様子がスライドを用いて紹介されました。

発表に対して、伊勢崎市教育委員会の木暮指導主事から、同校の金銭教育は、通常の教科の授業においてお金の視点を入れて授業がなされていることが特徴であるとの講評がありました。日々報道されている事件やニュースには常にお金が関わっていることに象徴されるように、未来の社会を担う中学生が健全な働く人・健全な消費者になるためには、お金についての視点を含めた教育を行うことが重要と思われると講評されました。

3.講演

いちのせかつみ氏を迎え、「知らんとアカン!お金の怖~いはなし」と題する講演が行われました。初めに、お金がほしい人はお金があったら何を買いたいですか、との質問に、生徒からはゲームなどの個別の商品名が挙がりましたが、教員側では「お金」と、最初は買いたいものが具体的に出てこず、「旅行」と「老後のための貯蓄」との回答となりました。お金持ちになることは、単にお金をたくさん持っていることではなく、上手にお金を使うことが重要であること、また、お金持ちになれるかどうかは努力の結果であるとのメッセージをいちのせ氏は伝えます。

コンビニでの商品陳列を例に、店側は購買意欲をそそるように働きかけてくること、ちらしは売る人と買う人との知恵比べであることから、商品の選択基準をもち、賢い消費者となることが重要であると話されました。また、携帯電話について、依存症になっていないか注意すること、使用する時にはお金がかからないように思えるだろうが後払いであることを忘れずに使うこと、毎月5千円ずつ使用するとした場合中学1年生から10年間でどのくらいのお金になるのかを考えてみてほしい、相当の金額になるのだから、使用料に見合うような携帯電話の使い方をしてほしいと話されました。

最後に、桃太郎のお伽話を取り上げ、この物語にあるように、親(おじいさん・おばあさん)の愛情(海よりも深く山よりも高い)を糧に、心(犬)と知恵(猿)と行動力(雉)をもって、人生の荒波(鬼)を乗り越えていき、世界に一つだけの話、つまりそれぞれが主役である生き方を模索してほしいと話されました。

(講演会の模様)
講演「知らんとアカン!お金の怖~いはなし」の模様

4.プログラム

13:15~14:05
公開授業「わたしたちの暮らしと経済」(3年生・社会科)
授業者:伊勢崎市立第一中学校教諭 清水雅
14:15~14:25
開会挨拶 伊勢崎市立第一中学校校長 小林孝夫
主催者挨拶 群馬県金融広報委員会事務局長 片貝好昭
14:25~14:50
研究発表「金銭教育への取組みについて」
発表者:伊勢崎市立第一中学校教諭 大竹康史
講評 伊勢崎市立教育委員会指導主事 木暮政美
14:50~16:20
講演 「知らんとアカン!お金の怖~いはなし」
講師:いちのせかつみ氏
16:20~16:25
お礼のことば 伊勢崎市立第一中学校生徒会長
16:25~16:30
閉会挨拶 伊勢崎市立第一中学校教頭 金井由一

著名人・有識者が語る

  • プロサッカー選手 中村憲剛さん
  • 脳科学者 中野信子さん
  • 作家 上橋菜穂子
  • 落語家 林家たい平さん
  • 劇作家・演出家・女優 渡辺 えりさん
  • 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん
  • 東京女子医科大学・先端生命医科学研究所教授 清水 達也さん
  • 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美さん
  • 工学博士 石黒 浩さん
  • 日本体育大学教授 山本 博さん
  • 編集者・評論家 山田 五郎さん
  • 作家 荒俣宏さん
  • 医学博士 日野原重明さん
  • 山形弁研究家、タレント ダニエル・カールさん
  • 公認会計士 山田真哉さん
  • タレント パトリック・ハーランさん
  • 精神科医、立教大学教授 香山 リカさん
  • 野球解説者 中畑 清さん
  • 順天堂大学准教授 鈴木大地さん
  • 昭和女子大学理事長・学長 坂東眞理子さん
  • プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長 三浦雄一郎さん
  • 明治大学文学部教授 齋藤孝さん
  • マラソンランナー 谷川真理さん
  • 数学者 秋山仁さん
  • TVキャスター 草野仁さん
  • サッカー選手 澤穂希さん
  • ピアニスト 梯剛之さん
  • 女優 竹下景子さん
  • 食育研究家 服部幸應さん
  • おもちゃコレクター 北原照久さん
  • 宇宙飛行士 山崎直子さん
  • 早稲田大学名誉教授(工学博士) 東日本国際大学副学長 エジプト考古学者 吉村作治さん
  • 工学博士 淑徳大学教授 北野大さん
  • 登山家 田部井淳子さん
  • 音楽家 タケカワユキヒデさん

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