金融教育公開授業
2017年度 金融教育公開授業
兵庫県金融広報委員会
兵庫県立小野高等学校
金融広報中央委員会
兵庫の実施報告
「金融教育公開授業 in 兵庫(小野高等学校)」(11月21日開催)
兵庫県立小野高等学校は、旧制小野中学校以来、創立115年を数え、校是である「明・浄・直」(蜻蛉<せいれい>魂)が脈々と受け継がれ、地元はもとより、日本や世界を支えるリーダーとなる人材を多く輩出してきました。普通科、科学総合コース、商業科、国際経済科と多様な学科とコースによる幅広く深い学び、温かく思いやりのある仲間、活発な部活動を通じ、人生をたくましく生き抜く「人間力」を高める教育を重視しています。
11月21日(火)に金融教育公開授業を開催し、商業科2年生を対象とする公開授業と、加賀屋克美氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「財務計画の立案~ビジネスプランを実現するために~」と題して、商業科の2年生37名を対象とする授業を行いました。
まず、財務計画とその基本となる収支計画とはどのような計画であるかについて、教科書を使って説明を受けました。次に、5つのグループに分かれ、それぞれ事前に作成したビジネスプラン企画書に基づくプレゼンテーションを行い、どのグループが開発資金を多く獲得できるかを競いました。4名の審査員には500万円ずつ出資金が用意してあることとし、その範囲内でどのグループにいくら出資するかを判断していただきました。
最後に、審査員から各グループに対して講評をしていただきました。生徒たちは、トレンドをつかんだうえでターゲットをしぼり込むことや商品コンセプトを確立することが必要であること、一定期間の売上と利益を予測することは難しいけれども重要であることを理解していました。
2.講演会
公開授業の後、加賀屋克美氏から「ディズニーで学んだ最高のサービス」と題する講演会が行われました。
加賀屋氏は、ディズニーランドのキャストの仕事につくまでの曲折や、希望する担当に配属されるまでの経緯、「あきらめないこと」、「何のために働くのか」をユーモアを交えてわかりやすく話され、生徒たちにこれから社会へ出て働くうえでの気付きを与えてくださいました。
また、ディズニーのレストランでの心温まるエピソードや、病気でこの世を去った母とその家族の手紙のやりとりが動画で紹介されると、会場は感動に包まれました。生徒たちにとって、「やさしさ」や「思いやり」について改めて考える良い機会となりました。
生徒からは、「人の良いところをみることなど、これから一人の社会人として生きていくうえでとても役立つ話をきけました」、「不可能を可能にする『ハッピーグラス』(幸せのメガネ)を私も持てるよう努力します」、保護者からは「接客業をしています。目からうろこの話でした」といった感想が寄せられました。
3.プログラム
- 11:35~12:25
- 公開授業
「財務計画の立案~ビジネスプランを実現するために~」(商業科2年生 商品開発) - 13:10~13:20
- 開会挨拶
兵庫県立小野高等学校教頭 奥野秀樹 - 13:20~14:50
- 講演「ディズニーで学んだ最高のサービス」
講師:加賀屋克美氏 - 14:50~14:55
- 閉会挨拶
兵庫県金融広報委員会事務局長 佐伯義広