10代のためのマネー入門
―お金と消費生活の知識―
Step2.マネー
Q4.現金以外の支払手段
Q4.の回答例は、1.プリペイドカード 2.商品券(全国百貨店共通商品券、こども商品券ほか) 3.クレジットカード 4.デビットカード 5.電子マネー など
解説
かつては、現金以外の支払い手段を個人が利用することはほとんどありませんでしたが、近年は様子が変わってきました。たとえば、入学や進学のお祝いに図書カードをもらったことはありませんか。図書カードは本を買うときに現金の代わりに使うことができますね。図書カードのように実際に使う前に現金を支払っているカードをプリペイドカードといいます。
また、コンビニやスーパーなどで買い物をしたり、電車やバスに乗車したりするときに、カードや携帯(けいたい)電話を機械にかざして代金を支払ったことはありませんか。このようなお金は、電子マネーと呼ばれています。
このほか、家族の人が銀行のキャッシュカードやクレジットカードで買い物の代金を支払うところを見たことはありませんか。キャッシュカードで支払うときは、レジでカードを提示し、ATM(現金自動預け払い機)で現金を引き出すときのように、暗証番号を入力します。すると、自分の銀行口座から即座に代金が引き落とされて、支払いが完了します。これが、デビットカードとしての使い方になります(クレジットカードについては、Step3.参照)。
「物」と「サービス」
私たちが日常生活で購入する商品には「物」と「サービス」があります。「物」は食料品、衣料品、文房具、パソコンなどの有形商品を、「サービス」は旅行、宅配便、理美容、レンタルなど無形商品をさします。
「物」は試用や修理、返品、交換などが可能ですが、「サービス」は在庫がないので交換などはできません。事前に情報を十分収集することが大切です。