金融教育公開授業
平成18年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
兵庫県金融広報委員会
金融広報中央委員会
兵庫の実施報告
「金融教育公開授業 in 兵庫(玉津中学校)」(11月16日開催)
金融広報中央委員会、兵庫県金融広報委員会、神戸市立玉津中学校主催の金融教育公開授業が、平成18年11月16日(木)に玉津中学校で開催されました。玉津中学校は、兵庫県金融広報委員会から、金銭教育研究校(18-19年度)の委嘱を受け、金銭教育に取り組んでいます。
1.公開授業
今回の公開授業は、同校にとって、中間発表のような位置付けとなりました。まず、1年生7クラスの各教室で、保護者・関係者等の参観者が見守る中、「携帯電話の落し穴」をテーマに授業を行いました。携帯を安全に上手に使うための「子どもケータイ10か条」の作成や、携帯電話についてどういう料金が発生するのか、経済的な使い方とは何かなどを考えたり、携帯電話のプラン選びなど各クラス工夫を凝らした授業を行いました。
2.講演会
公開授業に引続き、体育館において生活経済ジャーナリストでFPのいちのせかつみ氏をお招きし、「キミは狙われている!本当に怖~いお金のはなし」をテーマに講演会が開催されました。この講演会には、全学年の生徒および保護者、学校関係者等が参加しました。
いちのせ先生は、コンビニやスーパー、ちらしを例に、お金を使わせる仕組みを解説し、「物を買うのは、売る人と買う人の知恵比べ。本当に必要な物を買うようにし、賢いお金の使い方をしないといけない。」と話されました。
次に、携帯電話に話が移り、「携帯を持つときには、“どのような機能を”、“いつ”、“誰と”、“どれだけ利用するか”等ルールを決めることが必要。」、「携帯料金は後払いであり、お金を借りながら使っているもの。また、自分で使う携帯電話料金は、本来は自分のお小遣いから払うのが筋。無駄使いをせず、うまく使ってほしい。」とアドバイス。最後に、最近の携帯電話のトラブル事例や「騙されないための5か条」を紹介された後、「トラブルに巻き込まれないように普段から気をつけて、自分のことは自分で守り、携帯電話の持ち方をしっかり身に着け、賢い持ち方ができるよう頑張ってほしい。」と締めくくられました。
金融教育公開授業の閉会にあたり,玉津中学校の松田博之校長先生が、「トラブルに巻き込まれないよう“騙されないための5か条”を心のどこかに置いてほしい。本校は4月から2年間、金銭教育研究校の指定を受けています。皆が将来生きるためにいろんな力を必要としますが、その中で、お金の使い方、携帯電話の正しい使い方は、大変重要になってくると思う。この機会に親子で話すのもいいのではないかと思う。」と総括しました。
▼ 参加者内訳:
児童(1、2、3年生)750名、開催校教員24名、開催校保護者13名、他校教員10名、兵庫県金融広報委員会関係者1名、地域住民等2名 合計800名
3.プログラム
- 13:20~14:10
- 公開授業「携帯電話の落し穴」 1年生 7クラス
- 14:25~14:30
- 開会挨拶 兵庫県金融広報委員会 事務局長
- 14:30~15:30
- 講演「キミは狙われている!本当に怖~いお金のはなし」
講師:いちのせかつみ氏(FP、生活経済ジャーナリスト) - 15:30~15:40
- 閉会挨拶 神戸市立玉津中学校 校長