金融教育公開授業
平成18年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
金融広報中央委員会
石川県金融広報委員会
石川の実施報告
「金融教育公開授業 in 石川(吉野谷小中学校)」(7月5日開催)
1.概要
金融広報中央委員会と各都道府県の金融広報委員会が共催し、全国の小中高等学校の協力を得てリレー開催する「金融教育公開授業」。その平成18年度第1回目が、白山市立吉野谷小中学校にて開催されました。
吉野谷小中学校は、石川県金融広報委員会より、金銭教育研究校(17-18年度)の委嘱を受け、金銭教育に取り組んでいます。7月5日(水)は、ゲームを活用した教育に取り組む「株式会社ウィル・シード」より講師を招き、世界経済や社会の仕組み、ビジネスを擬似体験できる「トレーディングゲーム」を使った金融教育公開授業を行いました。
伊藤京子校長先生は開会に当たり、「金銭教育の実践・研究に当っては、『健全な金銭感覚を身につけた子ども』、『勤労の価値がわかる子ども』、そして『人・もの・お金を大切にする子ども』の3つを、児童・生徒の目指す姿として取り組んで参りました。小中併設校としての良さを活かし、小中学生が一緒に活動するものを多く取り入れています。異なった年齢の集団の中で、互いが協力し合い、助け合いながらがんばる姿が多く見られます。本日も、小学校5,6年生と中学校1年生が一緒になって活動を行ないますが、本日の授業を通じて得られるものを生かしながら、今後も金銭教育に取り組んで行きたいと思います」と話されました。
早速、3学年混合のチーム(国)分けが行なわれ、子どもたちは、講師の巧みな投げかけを受けて、自分自身で考え、また、互いに相談・交渉しながら、ゲームを進めていきます。会場の体育館は、他チームと活発に交渉したり、各々異なる条件の下、与えられた情報や資源を駆使しながら製品を作り、取引を行なうというゲームに取り組む児童・生徒たちの熱気で大いに盛り上がりました。保護者や地域の方々も、立ち上がって子どもたちの様子を熱心に参観されました。地元テレビ局や新聞社なども取材に訪れました。
ゲーム終了後は、ゲームの最中に起こった出来事を振り返りながら、金融・経済の仕組みや知識について説明、確認を行う講義が行なわれました。講師の問いかけに対し、積極的に手を挙げ、前向きに学ぼうとする子どもたちの姿が印象に残りました。
参観者からは、「ゲームを振り返りながら、いろいろなことに気付いていく子どもたちの姿がよかった」(保護者)などの感想が聞かれました。
▼ 参加者内訳:
児童(小学校5,6年生、中学校1年生)40名、開催校教員20名、開催校保護者30名、他校教員 4名、地域の方々 6名、合計 100名
2.プログラム
- 13:15~13:25
- 開会挨拶 校長先生
主催者挨拶 石川県金融広報委員会 永井事務局長 - 13:25~14:55
- 公開授業「トレーディング・ゲーム」
- 15:05~15:55
- 公開授業のふり返り、閉会
(トレーディングゲームの模様)