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金融教育公開授業

2017年度 金融教育公開授業

群馬県金融広報委員会
群馬県立前橋商業高等学校
金融広報中央委員会

群馬の実施報告

「金融教育公開授業 in 群馬(前橋商業高等学校)」(12月13日開催)

群馬県立前橋商業高等学校は大正9年に創立された伝統ある商業高校です。「至誠一貫」の校訓のもと、資格取得や部活動では、「日本一」を目標に日々研鑽を積んでいます。また、コミュニケーション能力の育成にも努めており、その活動は県内で高い評価を受けています。

平成28~29年度は金融教育研究校として金融教育に取り組み、12月13日(水)に金融教育公開授業を開催しました。当日は1・2年生を対象とした公開授業と、ダニエル・カール氏による講演会を行いました。

▼ 参加者内訳:

生徒956名、開催校教員60名、教育委員会1名、他校教員4名、地域の方々7名、合計1,028名

1.公開授業

(1)「親が高齢になった時の財産管理を考えよう」

写真1:公開授業「親が高齢になった時の財産管理を考えよう」の模様1年3組では、自分のライフスタイルを考える、親が認知症になった場合どのようなことが困るのか、どのようにして相続が行われるのか、といったことを学習しました。

まず、公開授業に先立って受講した弁護士による社会人講師授業の内容を振り返りました。そのうえで、グループに分かれ、結婚資金の自己負担額、出産費用、マイホーム購入費用、趣味・娯楽費、子供の養育費、親の介護費用、マイホームのリフォーム費用が、それぞれどれくらいかかるのか予想し、発表しました。その後、これらにかかる平均的な金額が紹介されました。生徒たちはその金額の大きさに驚いていました。

続いて、親が認知症になるとどのようなことで困るのかということについて話し合いました。生徒たちからは、「通帳がどこにあるかわからない」、「カードの暗証番号がわからない」といった意見が出されました。また、「サザエさん」の磯野家の家族構成を例にとり、相続税を計算してみました。

こうした取り組みは、生徒たちにとって、自分のライフプランを考え、親のことも考える、良い機会になったようでした。

(2)「悪徳商法に騙されないようにしよう」

写真2:公開授業「悪徳商法に騙されないようにしよう」の模様1年6組では、公開授業に先立って弁護士による社会人講師授業を受講し、各自で悪徳商法について事前に学習を行ったうえで、公開授業を迎えました。

公開授業では、「ワンクリック詐欺」、「アポイントセールス」、「キャッチセールス」、「催眠商法」、「架空請求」の5つの分野のグループに分かれて話し合いました。

続いて、各グループでワークシートを用いて、「騙されてしまうと、どのような被害にあってしまうのか」、「騙されないようにするために気を付けることや対応策」の2点について検討しました。その後、検討結果を踏まえ、悪徳商法に騙されないためのキャッチコピーを考え、グループ毎に発表しました。

こうした取り組みを通じて、生徒たちは、悪徳商法に引っかからないようにするための知識を身に付けることができました。

(3)「ビジネスゲームを通じて会計を考えよう」

写真3:公開授業「ビジネスゲームを通じて会計を考えよう」の模様2年3組では、日々変動する為替相場が自分たちの生活にどのように影響するのか考える、という公開授業を行いました。

各グループが車を輸出する会社になり、変動する為替相場の動向を読みながら20台の車を5か月間で売り、どのグループが一番多く利益を生み出すことができるか競い合うゲームを行いました。為替相場が変動する中で、生徒たちは「円安になったときに売ればよい」ということはわかっていながらも、翌月は円高・円安どちらの方向に動くかわからない中で難しい判断を迫られ、車を輸出するタイミングを見計らうのに苦労していました。

また、ゲームでの売上げ結果をもとに損益計算書を作成し、米ドル建ての売上げを円貨に換算する仕訳を行い、為替差損益を計算しました。米ドル建ての売上高は同じでも、円貨換算するタイミングが異なると為替差損益に大きな差が生じることを学びました。生徒たちは為替相場の変動を踏まえて売り時をうまく決めていく必要があることを実感していました。

2.講演会

公開授業の後、ダニエル・カール氏から、「金融教育を考える~日米の生活体験を通じて~」と題する講演が行われました。

アメリカでは、小さな頃からお金は自分で稼ぐものとの意識があり、ダニエル・カール氏も6歳の時、父親と「“chore”(家事)を手伝う」という契約を結びました。お金を得るためのこうした体験を通じて、「報酬を交渉する」、「相場を知らないと損をする」、「自分で確かめながらお金を受け取る」といった金銭感覚を学んでいったそうです。

一方、日本では、お金は家庭でも学校でもあまり良いイメージがない、その結果お金のことを学ばないまま大人になり、お金のトラブルに遭っている、と指摘されました。そして、お金に関することは必要な知識なので、身近な大人にもっと遠慮なくお金について話を聞くことが大切です、と熱く語られました。

講演後、生徒からは、「商業科で学んでいるのだから、お金について今後積極的に学んでいこうと思った」、「これからは遠慮せず周囲の大人にお金について聞いていきたい」など、お金について意欲的に学ぼうとする感想が数多く寄せられました。

写真4:講演「金融教育を考える~日米の生活体験を通じて~」の模様

3.プログラム

12:45~13:35
公開授業
(1)「親が高齢になった時の財産管理を考えよう」(1年生 ビジネス基礎)
(2)「悪徳商法に騙されないようにしよう」(1年生 ビジネス基礎)
(3)「ビジネスゲームを通して会計を考えよう」(2年生 財務会計Ⅰ)
13:50~14:00
開会挨拶
群馬県立前橋商業高等学校校長 坂田和文
14:00~15:10
講演「金融教育を考える~日米の生活体験を通じて~」
講師:ダニエル・カール氏
15:10~15:15
閉会挨拶
群馬県金融広報委員会事務局長 福田芳美

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