金融教育公開授業
2019年度 金融教育公開授業
愛媛県金融広報委員会
西条市立丹原西中学校
金融広報中央委員会
愛媛の実施報告
「金融教育公開授業 in 愛媛(丹原西中学校)」(10月18日開催)
西条市立丹原西中学校は、校訓「探求・情操・健康」のもと、知・徳・体の調和のとれた生徒の育成をめざし、豊かな自然と、地域の人々に支えられながら、一人ひとりの個性を尊重した教育を行っています。
愛媛県金融広報委員会より2018・2019年度の金銭教育研究校の委嘱を受け、研究活動の一環として、10月18日(金)に金融教育公開授業を開催し、3年生を対象とした公開授業と、加賀屋克美氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「SDGsと食品ロス」とのテーマで、「持続可能な社会の実現に向け、自分にできることを具体的に考え、行動に移すことができるようになる」ことをねらいとして、カレーライスの具材を選ぶ「買い物ゲーム」を行いました。
グループ毎に、産地・値段・量・消費期限等が記入された様々な食材カードの中から使いたい具材を選んだ後、なぜこの具材を選んだのかその理由を発表しました。日本では食品ロスが多いことを事前に学習していたこともあり、生徒からは具材を選んだ理由として、食品ロス削減を意識した発言が多く聞かれました。これまで学んできたことを買い物ゲームのなかでしっかり活かすことができました。
発表に続いて、食品ロスの削減を目指した国や社会の取り組みについて学習し、こうした活動がSDGsの17の目標達成につながるのだということを再確認しました。
最後に、生徒一人ひとりが「私の食品ロス削減宣言!」を考え、保護者・地域の方々の前で宣言しました。身近な所から実際に行動をしていこうという決意が感じられました。
2.講演会
加賀屋克美氏から、「日米のディズニーで学んだ感動のサービス」と題する講演が行われました。加賀屋氏がディズニーで働きたいと思ったきっかけや、日米のディズニーランドでスタッフとして勤務した経験に基づいたお話で、笑いあり感動ありの内容でした。
ディズニーランドのすべてのキャストは、常に「ゲストにハピネスを」という使命感を持って働いており、子どもも大人も喜んでもらうこと、楽しい思い出を持ち帰ってもらうことを大切にしているそうです。子どもを亡くしたご夫婦がレストランに来店された際のエピソードでは、マニュアル通りの“機能的なサービス”ではなく、相手のことを考えた思いやりのある“情緒的なサービス”が大切であることを教えていただきました。
最後に、加賀屋氏がディズニーで学んだ3つのこととして、「人を愛すること」「挑戦すること」「情熱をもつこと」の大切さを語り、いずれ社会に出る生徒たちに「あきらめないで情熱を持って挑戦し続けて欲しい!」とメッセージを送られました。
生徒たちは、加賀屋氏のお話に最後まで真剣に聞き入っており、励ましのメッセージを真摯に受け止めていました。
3.プログラム
- 13:35~14:25
- 公開授業
「SDGsと食品ロス」(3年生 学級活動<特別活動>) - 14:45~14:50
- 開会挨拶
愛媛県金融広報委員会事務局長 大庭英正 - 14:50~15:50
- 講演「日米のディズニーで学んだ感動のサービス」
- 講師:加賀屋克美氏
- 15:50~15:55
- 閉会挨拶
西条市立丹原西中学校校長 篠原栄次