金融教育公開授業
2021年度 金融教育公開授業
岡山県金融広報委員会
岡山県立西大寺高等学校
金融広報中央委員会
岡山の実施報告
「金融教育公開授業 in 岡山(岡山県立西大寺高等学校)」(11月25日開催)
本校のある岡山市東区西大寺地区は、国の重要無形民俗文化財で日本三大奇祭として全国的に有名な西大寺会陽「はだか祭り」が開催される「西大寺観音院」が有名です。また、西大寺観音院の北に位置する商店街「五福通り」は、今ではめずらしい看板建築の商家が建ち並び、昭和の面影を残し、昭和30年代を描いた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」や、NHKのドラマ「とんび」等、多くの映画やテレビロケ地になっています。
本校は、1906年に西大寺町立高等女学校として定員200名で設立認可され、現在115年を迎え、普通科、国際情報科、商業科の3学科の定員840名の高等学校です。
2020年度からの2年間、岡山県金融広報委員会から金融教育研究校の委嘱を受け、主として商業科の活動として、生徒が健全な金銭感覚や消費者としての基礎知識を身につけ、主体的に行動できることを目指した活動をしています。
11月25日(木)に金融教育公開授業及び講演会を開催し、商業科1、3年生を対象にした公開授業と、商業科全学年を対象にファイナンシャルプランナーのいちのせかつみ氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
(1)「有価証券売却益・有価証券売却損の計算」
最近のニュースや、業績から購入株の選定をした結果を得たうえで、株価の動きを考察し、株価変動の仕組みを考えさせ、有価証券売却益・有価証券売却損を計算させるというものでした。各自及びグループで考えさせ、最後は振り返りシートに記入させてまとめていきました。損益結果を発表するだけでなく、利益が上がった人、利益が出なかった人、それぞれについて原因・理由をしっかりと考えさせ、金融に対する正しい基礎知識に基づく正しい判断力等の重要性を、授業を通して指導することをねらいとしました。
(2)「租税教室実施に向けた取組」
租税教室講座では、租税の大切さや正しい知識・理解等、将来、社会人となる者にとって生活する上で避けて通れない「お金」に係る学習に焦点を当てています。また、自分たちの知識を定着させるため、地元の小学校へ出向き、出前授業を行う「移動税金教室」も実施しています。本授業では、税金に関する知識と演習について取り扱い、自分たちが調べた「税金」に関する知識について、プレゼンテーションをすること、そのプレゼンテーションを外部の有識者に参観いただくことでさらなる知識と技術を習得させることをねらいとしました。また、税金の知識以外にも、将来のビジネスで活躍できる要素としての実行力・積極性・協調性・プレゼンテーション力・コミュニケーション力等を育む一助にすることもねらいとなっています。今回、西大寺税務署、西大寺法人会の指導助言をいただきながら実施しました。
2.プログラム
- 12:40~13:25
- 公開授業
「有価証券売却益・有価証券売却損の計算」(1年生 簿記)
「租税教室実施に向けた取組」(3年生 課題研究(租税教室)) - 13:35~14:00
- 開会行事
校長挨拶
岡山県立西大寺高等学校 校長 山本達也
主催者挨拶
岡山県金融広報委員会 事務局次長 吉田健二
表彰式 ~税の作文コンクール~ 西大寺税務署長賞受賞生徒
来賓挨拶
西大寺税務署 署長 木下篤
来賓紹介 - 14:00~15:10
- 講演「何故、キミは買ってしまうのか?無駄づかいのカラクリとは?!」
講師:いちのせかつみ氏 - 15:10~15:15
- 閉会行事
生徒謝辞