金融教育公開授業
2021年度 金融教育公開授業
和歌山県金融広報委員会
和歌山県立和歌山北高等学校
金融広報中央委員会
和歌山の実施報告
「金融教育公開授業 in 和歌山(和歌山北高等学校)」(10月25日開催)
和歌山北高等学校は、部活動やボランティア活動を通して、「主体的に学び自ら鍛え、地域社会の中核を担う若者を育てる。」教育活動を行っています。
10月25日(月)に金融教育公開授業を開催し、3年生を対象に公開授業と、依田高典氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
昨年より公民探究科目として、近江商人が培ってきた商いの精神である「三方よし(売り手・買い手・世間)から経済を考える」をテーマに、経済活動の諸課題についてグループで考察してきました。
生徒たちは、書籍や新聞記事、インターネットなどで興味や関心のある商品・企業について、商品説明や企業の理念・方針、商品を利用する消費者の意見や考えと世間の評価を調べてレポートにまとめました。公開授業当日は各グループが飲料水、AI家電、無料通話アプリ、ボディケア商品、水素自動車、化粧品、香水についてスクリーンを使用し発表を行いました。
1つの商品をとおして、物事を表面から見るだけでなく多角的に捉え、「消費者としてより良い行動とは何か」「将来を見据え、自分達にできることは何か」について考える機会となりました。
2.生徒実践発表
公開授業に続き、3年生現社研究の各グループがスナック菓子、マスク、飲料水、ランドセルについて、商品・企業・消費者(世間)という観点からまとめたレポートを発表しました。
その後、担当教諭から近江商人の発祥地にある和洋菓子店の「環境保全と三方よし」の取組が紹介されました。自然と共生しながら、地域経済活動の活性化を目指した企業理念は、近江商人の三方よしの商い精神が受け継がれていることを述べ、卒業前の3年生に向けて、視野を広くもち、自分の事だけでなく他者や周りのことを知りながら、自分の将来をしっかり意識するようメッセージが送られました。
3.プログラム
- 11:55~12:45
- 公開授業
「三方よし(売り手・買い手・世間)から経済を考える」(3年生 現社研究) - 13:25~13:30
- 開会挨拶
和歌山県金融広報委員会事務局長 嶋岡真志 - 13:30~14:10
- 生徒実践発表
3年生 現社研究 生徒代表4グループ - 14:20~15:10
- 講演「ココロの経済学~行動経済学から読み解く人間のふしぎ~」
講師:依田高典氏 - 15:10~15:15
- 閉会挨拶
和歌山県立和歌山北高等学校校長 雜賀敏浩