10代のためのマネー入門
―お金と消費生活の知識―
Step3.カード
Q1.カードの種類
Q1.の正解は、(1)プリペイドカード
解説
ひとくちに「カード」といっても、いろいろあります。そのなかで、お金と同じように使えるカードだけをみても、さまざまなものがあります。
テレホンカードのようにあらかじめお金を払って購入し、磁気(じき)で入っている目盛り分だけの金額が使える“前払い式カード”は「プリペイドカード」と呼ばれています。
「キャッシュカード」は、銀行などに預けている預金や貯金を、ATM(現金を自動的に引き出したり、預け入れたりできる機械)などから引き出すことを主な使いみちとしているカードです。
「クレジットカード」は、商品を買ったり、サービスを利用する時に使う“後払い式カード”です。店の人にカードを渡し、支払い状態に問題がないことなどを確認された場合に、サインをして、代金の支払いを預金(貯金)口座から引き落とされるまで、後に繰り延べる(くりのべる)というのが主な使いみちです。また、チケットなどの割引や情報の提供を受けられるといった、いろいろなサービス機能もついています。
「キャッシュカード」と「クレジットカード」は、このように主な使いみちは違いますが、両方とも銀行やカード会社からお金を借りられる機能がついているものが多くあります。
その場合、あらかじめ決められた金額までは、ATMから直接お金を引き出して借りることができるため、つい借りすぎてしまうおそれがあります。お金を借りたら、約束どおり返さなければなりませんので、返す計画をしっかりたててから利用することが大切です。