わが家の味方「生命保険」
3.年代別・目的別に考える生命保険
生命保険は一般に思われているよりもずっと高い買い物です。生命保険文化センターの調べによると、1世帯あたりの生命保険料は月5万1,000円(平成12年度)。これを30年間払うと、支払い総額はなんと1,530万円!家が一軒建つ値段です。私たちが家を買うときは、いろいろなメーカーのプランを比べ、家族構成やライフプランを考え、慎重に資金計画を立て、家族でとことん話し合います。保険も同じように選ぶべきではないでしょうか。この章では、年代別・目的別の保険の選び方について、その基本を考えてみましょう。
目 的 | 保 険 | 保障額の目安 | ||
---|---|---|---|---|
独身時代 | 自分の病気やけがに備える | 医療保険 | 入院1日5,000円(本人) | |
結婚後 | 共働き・子供なし
(DINKS) |
配偶者が亡くなっても生活 のレベルを落とさない |
養老保険 | 年収の1~2倍 (夫・妻それぞれ) |
片働き・子供なし | 残された妻の生活保障 | 定期保険 | 年収の2~3倍(夫) | |
片働き・子供あり | 妻と子供のための生活保障 | 定期保険 | 年収の3~5倍にプラス して子供1人500~1,000 万円(夫) |
|
40~50代 | 妻と子供のための生活保障 | 定期保険 | 必要保障額は少しずつ減少 | |
老後の生活保障 | 年金保険 | 老後設計に合わせた 経済的ゆとり |
||
60歳以降 | 自分の葬儀費用など | 終身保険 | 300~500万円 | |
病気やけがに備える | 医療保険 | 入院1日5,000円~1万円 |