住宅購入資金 ~ローンの選び方、そのポイントとは?
新たに住宅ローンを借入れる
金利タイプの選び方
金利タイプ選びの基本
住宅ローンの金利タイプ選びは、現在の金利の状況と、将来の金利を見据えて次のように考えるのが基本です。
低金利時でこれから金利が上がりそう
長期の固定金利ローンを利用することで、その後の金利が上昇しても低い金利で借り続けることができる。
高金利時でこれから金利が下がりそう
変動金利型のローンか、固定金利型でも固定期間が短期のものを利用することで、その後市場金利が下がったときにはその変化に合わせて、ローンの適用金利を下げていくことができる。
ライフプランから考える金利タイプの選び方(低金利時)
低金利時代の場合、変動金利のように、金利変動に影響を受けるものは当初返済額が少なくても将来金利が上昇すれば毎回の返済額や総返済額が増えてしまうリスクがあります。住宅ローンは数十年にわたって返済が続くので、将来支払い続けられるかどうかも重要なポイントです。先行きの家計の収入・支出の動きにあわせた金利タイプの選び方の例をご紹介します。
これから教育費などの出費が多くなる
教育費のピークは一般に子どもが高校・大学の頃。教育費のピークを迎えた時に、金利上昇により住宅ローンの返済額が増えればダブルパンチです。固定金利選択型などで、支出のピークが終了するまで金利を固定しておくと安心です。
まだ子どもが小さく、かつ家計にはほとんど余裕がない
当面の間、収支に大きな波はないけれど、家計にほとんど余裕がないという場合には、金利が上昇して返済額が増加する変動金利型などは家計が不安定になりがちです。そこで、全期間固定金利型を利用することにより返済額の変動がないようにします。変動金利型に比べて金利は高めですので、その金利でも返済できる借入額に抑えることが大切です。
共働きなどで家計には余裕がある
共働きで収入に対して借入額が少ない、教育費のピークはすでに越えたなど家計に余裕がある場合には、金利上昇にもある程度対応できます。どのような金利タイプを選んでも良いので、変動金利型の利用も選択肢の一つとなるでしょう。