金融教育公開授業
2012年度 金融教育公開授業
愛媛県金融広報委員会
新居浜市立大生院中学校
金融広報中央委員会
愛媛の実施報告
「金融教育公開授業 in 愛媛(大生院中学校)」(9月25日開催)
新居浜市立大生院中学校は、新居浜市南西部の豊かな自然に囲まれた地域にある学校です。「自ら学び、心豊かで、たくましく生きる生徒の育成」を学校の教育目標に掲げ、家庭・地域・関係機関とも連携を深めながら、明るく活気のある教育活動を推進しています。
9月25日(火)に、愛媛県内では第7回目となる公開授業が開催されました。当日は、「わたしたちと消費生活」について、2年生の技術・家庭科の公開授業を行ったあと、いちのせかつみ氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
中学2年生を対象に、「わたしたちと消費生活」と題した授業が行われました。
まず、生徒たちは、自分でTシャツを買う時の着目点について、グループ討議を行いました。「サイズ」、「デザイン」、「素材」、「価格」等をポイントに選ぶといったさまざまな意見が出ました。これに対して、「モノを購入する際には、ビジネスの基本的な行動計画である5W2H(いつ、どこで、誰が、何を、どのように、何の目的で、いくらで)を参考に、いつ買うのか、どこで買うのか等も具体的に考えることが必要」と授業者が解説しました。また、生徒たちは、購入を考えているモノがある場合、そのモノに関する情報を、自分たちはどこから得ているのかについても考えました。「値札、品質表示タグ、広告、インターネット、口コミ、店員のアドバイス」等さまざまなところから商品購入に必要な情報を得ていることを理解するとともに、今後の消費生活において、そうした情報を上手に活用し、自分にとって本当に必要なモノは何かを見分けることが重要であることを学びました。
2.講演会
公開授業の後、いちのせかつみ氏から、「知らないと損するお金のこわい話」と題する講演が行われました。
いちのせ氏は、まず、血液型とお金の使い方の関係についてユーモアを交えながら話されました。実在する成功者とその血液型を例に挙げ、「実は血液型とお金の使い方とは関係が薄い。お金の使い方の良し悪しは、自分の心がけ次第」と強調しました。
また、中学生にも身近な携帯電話を題材にされ、携帯依存症や、携帯電話料金に関する話のほか、架空請求や個人情報漏洩メールなど悪質メールに関するトラブル内容についても、具体的に説明されました。
さらに、中学生が知らず知らずのうちに陥るおそれのあるネット犯罪の実態と防護策についても啓発したうえで、最後に生徒たちに向け、「お金に関することは他人任せにしないこと。自分でよく考えて、責任をもってお金と向き合うことが大切。君らならできる」と励まし、1時間の講演を締めくくられました。
3.プログラム
- 13:30~14:20
- 公開授業
「わたしたちと消費生活」(2年生、技術・家庭)
授業者:新居浜市立大生院中学校教諭 曽我部大地 - 14:40~14:50
- 開会挨拶
愛媛県金融広報委員会会長 白塚重典 - 14:50~15:50
- 講演「知らないと損するお金のこわい話」
講師:いちのせかつみ氏 - 15:50~16:00
- 閉会挨拶
新居浜市立大生院中学校校長 横井敏行