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金融教育公開授業

平成20年度金融教育公開授業(全国リレー講座)

香川県金融広報委員会
三豊市立桑山小学校
金融広報中央委員会

香川/三豊市(豊中町)の実施報告

「金融教育公開授業 in 桑山(桑山小学校)」(2月3日開催)

桑山小学校が在する「三豊市」は、県の西部に位置し、瀬戸内海に突き出たような形の荘内半島を含む風光明媚な地域で、紫雲出山や浦島太郎伝説で知られています。香川県では高松市、丸亀市に次いで3番目に人口の多い都市です。

同校は、金銭教育研究校として、平成19年度から2年間、総合的な学習や学校行事等を通じて金融教育に熱心に取組んでいます。

公開授業・講演会には、全校児童(総計131名)および教職員のほか、地元テレビ局による事前のお知らせが放映されたこともあり、保護者、近隣の小中学校の先生方など、多くの方々にご参加頂きました。

▼ 参加者内訳:

児童(全校児童)132名、開催校教員11名、開催校保護者90名、学校評議員・他校教員14名、金融広報委員会関係者1名、合計248名

1.公開授業

(1) 「お金の尊さを考えよう―内職の模擬体験を通して―」(3年生)

3年生の授業「お金の尊さを考えよう―内職の模擬体験を通して―」の模様親が一生懸命働いて得たお金で、物が買えることは分かっていても,お金の値打ちや物の大切さに気づくことが少なく、お金や物の大切さを正しく理解させるためには、労働とお金の関係を理解させることが重要との見解のもと、授業が進められました。

3年生は、内職の模擬体験を通して、これまでのお金に対する意識の低さに気づき、お金を大切にする心や家の人に感謝する気持ちを高めることができるよう、みんなで取組みました。

3年生の授業「お金の尊さを考えよう―内職の模擬体験を通して―」の模様“紙袋のひもの取り付け作業”で5袋作った児童からは、「楽しかったけれど、ひもがとれないようにしっかりと端を結ぶために力を使って疲れた」、また、“封筒貼り作業”では、「のりしろ部分にのりを貼る順番を間違えると完成しないので、難しかった」といった声が聞かれ、お金を得るのは簡単ではない経験をしました。

授業後半に、「残業で汗を流して働いているお父さんへ、ありがとうと伝えたい」と手紙が綴られました。

(2) 「『いただきます』『ごちそうさま』の心で」(4年生)

4年生の授業「『いただきます』『ごちそうさま』の心で」の模様「食」に視点を当て、他の動物や植物から命をいただいたり、身の回りの人が自分の食事を整えてくれたりすることに対して感謝の気持ちを持ったり、受け継がれてきた食文化を意識したりするなど、「食」をきっかけにものや資源を大切にする心や人に感謝する心を育みたいとの考えのもと授業が進められました。

4年生の授業「『いただきます』『ごちそうさま』の心で」の模様4年生の授業では、地域の高齢者を招いて、「もったいない」、「ありがたい」、「いただく」という言葉に込められた日本の食文化が伝えられました。戦時中の実体験のお話は、児童だけでなく保護者も心を打たれるものでした。

様々なものやサービスなど豊かで便利な現代社会と、物がなくても精神的に豊かな時代を比べ、感謝の気持ちを表すにはどうすればいいのかを考えました。

2.研究発表

「望ましい消費生活や自己の将来について考えようとする子どもの育成―金銭と自分たちの生活との関わりを学習することにより―」という研究主題のもと、アルミ缶回収や栽培活動などの具体的な体験活動が紹介されました。子どもたちは仕事をして収入を得ることの大切さややりとげた達成感を得ました。

今後も子どもたちの将来設計を担保できるような、より確かな金銭教育が必要であると考え、地道ながらも取組みを継続していく、と発表されました。

3.講演会

講演「お・か・ねって?」の模様いちのせ氏は、冒頭に「賢くお金を使える人」になって欲しいと話されました。

次にお金はどうやって手もとにくるのか、「働く(人が動く)」、「傍(はた)楽(らく)」の意味を説明されました。

また、駄菓子と鉛筆を持ち出し、物を買う考え方を導かれ、“欲しいものなのか”、“必要なものなのか”を判断し、買い方を考えて欲しいと伝えました。さらに、コンビニで物が売れる仕組みやスーパーのチラシの秘密を明かし、児童や保護者も聞き入っていました。

その後、携帯電話の話では、子どもに持たせる時期について悩む保護者が多い中、子どもに対して無条件に携帯電話を持たせる危険性を話されました。また、有料の機能・無料の機能があることに気づかせ、自分にあった使い方やルールを親子で話し合って決めたうえで、価値ある使い方をしていってほしいと訴えました。

最後に、『桃太郎』を題材にして、“生きる力”の必要性を話されました。キビ団子=「やる気」、犬=「優しさや思いやりの心」、猿=「学んだり考えたりする知恵」、雉=「行動力」、鬼=「不安や悩み」、桃太郎=「キミだ!」。人生の主役はキミたち自身。困難を乗り越えて、成功(幸せ)を掴むために、やる気を出して3つの生きる力を獲得してほしい、と締めくくられました。

4.意見交換

子どもたちは“必要なもの”と“欲しいもの”の違いをわかっている。ただ、その場の雰囲気や欲求に勝てない場合もあるので、家庭、地域、学校が一体となって、今後も繰り返し、金銭について学ぶ機会を提供していくとともに、子どもたちに考えるきっかけを与えることが大切との認識で一致しました。

最後に、“お小遣いの与え方(渡し方・使い方)”について、兄弟でも金銭感覚は違うので、子ども自身を見て、その子にあった渡し方で、賢く使えるように教えることが大切。子どもがお金に興味を持ち始めた頃がチャンス。親子で話し合うことが必要と話されました。

5.プログラム

13:20~14:05
公開授業
(1) 「お金の尊さを考えよう―内職の模擬体験を通して―」(3年生)
(2) 「『いただきます』『ごちそうさま』の心で」(4年生)
14:15~14:20
開会挨拶 香川県金融広報委員会会長 渡辺賢一郎
14:20~14:35
研究発表「望ましい消費生活や自己の将来について考えようとする子どもの育成」
発表者:三豊市立桑山小学校 道徳教育主任 細川和弘
14:45~15:45
講演「お・か・ねって?」
講師:いちのせかつみ氏
15:45~15:50
閉会挨拶 三豊市立桑山小学校校長 石井恭子
16:10~16:30
意見交換

著名人・有識者が語る

  • 脳科学者 中野信子さん
  • 作家 上橋菜穂子
  • 落語家 林家たい平さん
  • 劇作家・演出家・女優 渡辺 えりさん
  • 青山学院大学陸上競技部監督 原 晋さん
  • 東京女子医科大学・先端生命医科学研究所教授 清水 達也さん
  • 元スピードスケート選手/長野五輪銅メダリスト 岡崎 朋美さん
  • 工学博士 石黒 浩さん
  • 日本体育大学教授 山本 博さん
  • 編集者・評論家 山田 五郎さん
  • 作家 荒俣宏さん
  • 医学博士 日野原重明さん
  • 山形弁研究家、タレント ダニエル・カールさん
  • 公認会計士 山田真哉さん
  • タレント パトリック・ハーランさん
  • 精神科医、立教大学教授 香山 リカさん
  • 野球解説者 中畑 清さん
  • 順天堂大学准教授 鈴木大地さん
  • 昭和女子大学理事長・学長 坂東眞理子さん
  • プロスキーヤー、クラーク記念国際高等学校校長 三浦雄一郎さん
  • 明治大学文学部教授 齋藤孝さん
  • マラソンランナー 谷川真理さん
  • 数学者 秋山仁さん
  • TVキャスター 草野仁さん
  • サッカー選手 澤穂希さん
  • ピアニスト 梯剛之さん
  • 女優 竹下景子さん
  • 食育研究家 服部幸應さん
  • おもちゃコレクター 北原照久さん
  • 宇宙飛行士 山崎直子さん
  • 早稲田大学名誉教授(工学博士) 東日本国際大学副学長 エジプト考古学者 吉村作治さん
  • 工学博士 淑徳大学教授 北野大さん
  • 登山家 田部井淳子さん
  • 音楽家 タケカワユキヒデさん

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