金融教育公開授業
2023年度 金融教育公開授業 金融・金銭教育協議会
三重県金融広報委員会
三重高等学校
金融広報中央委員会
三重/松阪市の実施報告
「金融教育公開授業 in 三重(三重高等学校)」(10月27日、11月10日開催)
三重高等学校は、1961年に創設され、2018年には新たな学校法人を母体とし運営している歴史のある学校です。
「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を教育の基盤とし、「ルールを守る」、「ベストを尽くす」、「チームワークをつくる」、「相手に敬意を持つ」を4大綱として、勉強にも、スポーツにも真剣に取り組んでいます。
10月27日に金融教育公開授業を開催し、11月10日に藻谷浩介氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
(講演会)生徒196名、教員7名、その他8名、合計211名
1.公開授業(10月27日)
「人口減少に待ったをかける地域創生、地元の魅力再発見」と題した公開授業を行いました。進学コース2年生5クラスの生徒が、「総合的な探求の時間」のカリキュラムの一環として地元松阪市の地域創生をテーマに課題に取り組みました。
この取り組みにあたっては、まず、事前に地元のいいところ・課題を調べ、地元について興味や関心、疑問点を持って改めて考えてみる作業から始めました。そして、地元以外の自分の好きな町や、地元と似たような課題を抱えている町について調べ、地元に活かせるところはないか、探っていきました。さらに、地元の魅力と課題、両面について情報収集と分析を深め、地元の魅力を再発信するための考え方をブラッシュアップしていく作業を進めました。その後、課題を解決するアイデアを出し、整理していきます。その際には、必要となる資金など、お金の面についても合わせて考えてきました。
公開授業では、自分たちが考えたアイデアについて、生徒一人ひとりがクラスのみんなの前でプレゼンテーションを行いました。スポーツチーム、大型商業施設、テーマパークがあれば、人が集まり魅力的な町になるというアイデアに対し、教師からは、資金はどうする? 環境への配慮は考えているか? 近隣の道路が渋滞するのでは?など、アイデアをより深掘りさせるような問いかけがなされました。さらに、プレゼンを聞いた他の生徒からは、大きな公園があれば子どもが増える可能性があるのでは? 車社会の三重県では車の免許を15歳で取得できるようにするとよいのでは? など、たくさんの意見が出されることで、発表した生徒は様々な視点や意見に触れ、自分の考えを一層深めることができました。
2.プログラム
- 10月27日(金)
公開授業
13:20~14:10 - 「人口減少に待ったをかける地域創生、地元の魅力再発見」
(進学クラス2年生 総合的な探求の時間) - 11月10日(金)
講演会
13:20~13:25 - 開会挨拶
三重県金融広報委員会事務局長 高橋昌子 - 13:25~15:05
- 講演「里山資本主義から考える地域創生」
「お金を地域で回す」ってどういうこと?クイズを交えて解説します。
講師:藻谷浩介氏 - 15:05~15:10
- 閉会挨拶
三重高等学校校長 神崎公宏