あなたの資産を守る金融商品の保護
Ⅱ.セーフティネットとは
もともと、セーフティネット(safety-net)は安全網、すなわち、サーカスの空中ブランコや綱渡りのとき、万が一の落下に備えて張られている網のことです。
万が一、金融機関の経営が破綻した場合に、預金者、投資者、保険契約者の保護の観点から、顧客の資産や契約を守る仕組みを、ここではセーフティネットと呼ぶことにします。
セーフティネットの仕組みは、法律に基づいて、あるいは、業界の取り決めとして、制度化されたものです。現在ある主なものとしては、「預金保険制度」、「投資者保護基金」、「保険契約者保護機構」などがあります。ただし、保護の内容(対象となる金融商品や金融機関、保護の限度額など)については、それぞれ異なっています。