金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル2010
金融教育セミナー 東京会場
(社)全国労働金庫協会
総務統括部 多重債務相談デスク
消費生活コンサルタント・消費生活専門相談員
井元 英子 氏
「マネートラブルにかつ!」
自分だけは大丈夫なんてありません、困った時は相談を・・・
改正貸金業法が2006年から段階的に改正され2010年6月完全施行となりました。無登録業者の罰則強化、取立て規制の強化、貸付上限金利を15~20%に引き下げ(グレーゾーン金利の撤廃)、年収の3分の1を超える過剰貸付の禁止(総量規制の導入)などが大きな特徴となっています。改正の目的は、貸し手を規制し貸金業者の健全化を図り、借り手保護により過剰貸付による多重債務の未然防止です。
ですが法律が整備されたとはいえ、多重債務と一口に言っても陥る原因は多岐にわたります。ショッピングをリボ払いにしたら金額がかさんでしまった。借金返済の為に借入れてしまった。友人や家族の保証人になった。契約トラブルにご自分や家族が巻き込まれてしまった。仕事を失い生活費を補填するために借入れてしまった等です。
近年では、生活困窮によるケースが目立ちます。生活保護や社会福祉協議会の生活福祉資金貸付を利用できる可能性がありますので、お住まいの自治体等に相談しましょう。(年収目安:1人世帯で200万円、複数人世帯で300万)
多重債務のきっかけとなった最初の借入金額は、「10万円」が多いそうです。みなさんせめて10万円だけでも貯蓄しておいてください。そうすれば多重債務に陥る危険性はぐっと減ると思われます。
そして、困ったときは早めに相談することが大切です。解決しない借金問題はありません。日頃のお困り事、どこに相談したらいいかわからない等ありましたら、私にお電話ください。
全国労働金庫協会多重債務相談デスク(電話03-3295-6740)
(社)全国労働金庫協会とは
ろうきんは営利を目的としない、働く人の生活を守る金融機関です。生活、多重債務の相談、問題解決のお手伝い、マネートラブル防止のためのセミナーを行っています。