金融教育公開授業
2011年度 金融教育公開授業(全国リレー講座)
福岡県金融広報委員会
福岡県立行橋高等学校
金融広報中央委員会
福岡/行橋市の実施報告
「金融教育公開授業 in 福岡(行橋)」(10月19日開催)
福岡県立行橋高等学校は、明治36年創設で100有余年の歴史と伝統を誇る学校で、農業技術・環境緑地・総合ビジネス・生活デザインの4学科からなり「21世紀の産業社会をリードするスペシャリストの育成」を目標に地元の産業教育の中心として、地域の方々から長年にわたって親しまれています。
10月19日(水)、商業/総合ビジネス科1年生を対象とした公開授業が開催されました。続いて弁護士の住田裕子氏による講演があり、全校生徒が参加しました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業「金融の意義・分類と金融機関の種類」(商業/総合ビジネス科1年)
企業・家計・政府間で資金がスムーズに流れ、活発な経済活動を行うために必要な「金融」について、その必要性やそれを取扱う様々な「金融機関」の特徴と業務内容等を、身近で起きた新銀行誕生に伴う事象をモデルにしながら学ぶことで、自分達の身の周りで起こっている経済活動と結びつけることができました。
2.講演会
公開授業後、「金融トラブルから身を守ろう」と題して住田裕子氏による生徒向け講演会を行いました。
住田氏は、契約とは「申し込み=承諾が一致する時」と説明し、曖昧な言葉で承諾したと思われないように、要らない時はキッパリと断ることが大切と話されました。友人同士の口約束でも契約は成立すること、カードの名義貸しやインターネットトラブル、レンタルビデオの延滞料、など若者が巻き込まれやすいトラブルについて、身近な事例をあげながら注意喚起を促すとともに対処法も解説されました。
また、人生の先輩からのエールとして「若者の特権」とは、恥をかく権利、知らないので教えて下さいと言える権利だと語られました。社会で問われることは正解と不正解だけではなく、よくわからない事も沢山あること、必要とされる人は学力以上にやる気と熱意と頑張りが必要で、何事にも逃げず、最低3年間は仕事を続けて信用してもらえる人間になること、社会は人と人が形成して支え合っているものなので人の話を聞けること、嫌な話も真正面から受け止めるなど、コミュニケーション力も身に付けようと語りかけました。
3.プログラム
- 12:00~12:50
- 公開授業「金融の意義・分類と金融機関の種類」
(商業/総合ビジネス科1年)
授業者:行橋高等学校教諭 横田 - 13:35~13:45
- 開会挨拶 福岡県立行橋高等学校校長 長嶺
- 13:45~15:10
- 講演「金融トラブルから身を守ろう」
講師:住田裕子氏 - 15:10~15:20
- 生徒謝辞
閉会挨拶福岡県金融広報委員会事務局長 井口