金融教育公開授業
2015年度 金融教育公開授業
神奈川県金融広報委員会
神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校
金融広報中央委員会
神奈川の実施報告
「金融教育公開授業 in 神奈川(小田原総合ビジネス高等学校)」(12月15日開催)
小田原総合ビジネス高等学校は、総合ビジネス科として、1年次は全員が同じ科目を学び、商業の基礎基本を身につけます。2年次から自分の興味・関心・進路希望に応じて5つの系統に分かれ、専門性を高めた学習をします。情報設備の整ったICT棟、校内に移転した通年営業のチャレンジショップ“城湯屋”などを通して、実践的な学習ができます。日商簿記やITパスポート取得を目指すチャレンジクラス、基礎から学び直しながら資格取得を目指すスタンダードクラスなど、学習の環境も充実しています。
2015年度は情報処理競技会、生徒商業研究発表大会、楽天IT甲子園において全国大会出場を果たしており、神奈川県の商業教育を牽引しています。
12月15日(火)に金融教育公開授業を開催し、1年生を対象に公開授業と、山田真哉氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「簿記で磨け!『投資』センス」と題して、「投資」センスを身に付けさせるための授業が行われました。
生徒たちは、まず、100万円が手に入ったら何に使うかを考えながら、お金の使い方は大きく「投資」「消費」「浪費」に分かれることを学びました。そして、「投資」とは、株式投資などに限られるものではなく、「使った資源<得られる価値」となることを目指すものであることを理解しました。
続いて、なじみのある会社について、ROA(総資産利益率)という考え方を用いて、投資の効率について判断しました。最後に、自分の持っている「資源」は何かを考えたうえで、その資源をどのように使えば「投資」になるかを考えてみました。
2.講演会
公開授業の後、山田真哉氏から、「明日から仕事や家庭でつかえる“高校生会計学”」と題する講演が行われました。クイズを中心に、数字センス、会計センス、現場の会計学を紹介する内容でした。クラス対抗も取り入れられたため、生徒たちは一喜一憂しながら、熱心に講演に耳を傾けていました。
3.プログラム
- 8:55~9:45
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公開授業
「簿記で磨け!『投資』センス」(1年生 簿記) - 9:55~10:00
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開会挨拶
神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校校長 金森慶一 - 10:00~11:30
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講演「明日から仕事や家庭でつかえる“高校生会計学”」
講師:山田真哉氏 - 11:30~11:35
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閉会挨拶
神奈川県金融広報委員会事務局次長 清水滋