金融教育公開授業
平成18年度金融教育公開授業(全国リレー講座)
宮城県金融広報委員会
丸森町立小斎小学校
金融広報中央委員会
宮城の実施報告
「金融教育公開授業 in 宮城(小斎小学校)」(10月27日開催)
1.概要
丸森町立小斎小学校は、霊峰・蔵王を遠く西方に望む、戦国武将伊達政宗初陣の地であり、歴史と伝統に輝く古の里を学区としている全校48名の小学校です。
「金融教育元年」と位置づけられた平成17年度から2年間、金銭教育研究校の委嘱を受け、研究主題を「物やお金を大切にする心情を育てる指導の工夫~道徳の時間を中心として」と設定し、全職員が一丸となって研究に取り組んできました。
児童の実態を考察しながら、金銭教育の視点を見直し、成長に応じた「金銭や物に対する健全な価値観」や「金融や経済のしくみの理解」の学習に重点を置いて教育活動を展開してきたところです。
今回は、生活経済ジャーナリストであるいちのせかつみ氏の公開授業と講演、丸森町立小斎小学校による研究発表・意見交換、大河原教育事務所の指導講評を組み合わせたプログラムとなりました。
当日は、県内の小学校関係者や地域の方々など140人の参加者がありました。
2.プログラム
- 13:15
- 公開授業<5・6学年児童>
「お・か・ねって!~欲しいモノは必要なモノ?」
講師:いちのせかつみ氏(FP、生活経済ジャーナリスト)様々な国のお金を使い、お金の役割や使い方についてユニークなお話を交えながら、楽しい授業をしていただきました。 - 14:15
- 開会挨拶
宮城県金融広報委員会、丸森町立小斎小学校長、宮城県大河原教育事務所長 - 14:25
- 講演
「子供はお金が好きやねん! ~今、金銭教育が必要なワケ」
講師:いちのせかつみ氏(FP、生活経済ジャーナリスト)- 日本人はお金と付き合うのが下手
- 「稼ぐ」「使う」「増やす」「寄付」そして「借りる」
今、欲しいものはナニ?
携帯電話は必需品?
トラブルの原因
怖~い「お金」の話
- 子供同士でよく話し合いをさせること。
- サプライズを用意すること。
- 本物のお金を使うなど、リアリティを出し、体験させながら。
- 15:35
- 研究発表・意見交換
「物やお金を大切にする心情を育てる指導の工夫~道徳の時間を中心として~」
丸森町立小斎小学校- 研究主題設定の理由
- 研究目標
- 研究内容
イ.児童や保護者の物やお金に対する意識や実態の把握
ロ.道徳の授業を中心とした年間指導計画の作成
ハ.年間指導計画に基づいた道徳の授業実践及び仮説の検証
ニ.道徳の時間以外の金銭教育計画の作成
ホ.「物やお金を大切にする心情を育てる」ための教科・特別活動の実践
ヘ.先進校における公開研究会への参加
ト.先進校及び金融広報中央委員会等が作成した文献の研究
チ.まとめ
- 16:10
- 指導講評
大河原教育事務所 - 16:25
- 閉会挨拶
丸森町立教育委員会教育長 - 16:30
- 閉会