金融教育公開授業
2016年度 金融教育公開授業
山形県金融広報委員会
山形県立村山産業高等学校
金融広報中央委員会
山形の実施報告
「金融教育公開授業 in 山形(村山産業高等学校)」(10月18日開催)
山形県立村山産業高等学校は、平成26年度に開校し、今年度で創立2周年を迎えました。農業科、工業科、商業科を併置しており、基礎・基本の知識・技術をしっかり身につけた上で、生産から加工、流通、販売を通じて付加価値を高めていく総合産業化への対応など、社会の変化や産業の動向に応じた教育の充実を図っています。
10月18日(火)に金融教育公開授業として、流通ビジネス科3年生の授業を公開し、加賀屋克美氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
流通ビジネス科の3年生35名を対象に、「商品の開発と財務計画」に関する授業を行いました。
生徒たちは「商品開発」において、これまでビジネスや売買取引について学んできました。今回は、商品開発に関する事業計画の立案には財務計画が重要であることを学びました。
まず、企業の商品開発資金について、どんな資金調達方法があるか考えてみたうえで、企業名をあげて説明を受けました。次に、商品開発資金調達ゲームを行いました。10の投資先について、事前に受けた説明をもとに、各グループが投資する順位を決め、ゲームの得点を競い合いました。グループごとにゲームで調達できた金額を発表しました。
最後に、開発資金が豊富であれば新製品の開発の可能性が高くなる半面、100%売れそうな商品であっても資金が乏しければ開発できないことを理解しました。
2.講演会
公開授業の後、加賀屋克美氏から「日米のディズニーで教わった感動のサービス」と題する講演が行われました。
加賀屋氏は、園内のキャストの仕事を解説しながら、「担当する仕事を単にこなそうとするのではなく、お客様と自ら関わって笑顔にしたいと思って働くことが大事」などサービスの基本をわかりやすく解説してくださり、生徒たちはこれから社会に出て働くための心構えを学ぶことができました。
また、当時働いていた様子を再現したり、自分が担当したいと熱望した新しいアトラクションに実際に配属されるまでの経緯を、アトラクションが出来るまでの当時の映像で振り返りながら説明してくださいました。生徒たちにとっては、ディズニーランドという誰もが知っている娯楽施設を通して、仕事に対する意識を改める良い機会になりました。
生徒からは、「働くことや思いやりなど、大切なことを知ることができました。ディズニーのサービスはあたたかくて素敵だと思いました」、「今日のお話から学んだことを、しっかりと自分の将来に役立てていきたいです」といった感想が寄せられました。
3.プログラム
- 12:00~12:50
- 公開授業
「商品の開発と財務計画」(3年生 商品開発) - 13:35~13:40
- 開会挨拶
山形県立村山産業高等学校長 槇誠司 - 13:40~15:10
- 講演「日米のディズニーで教わった感動のサービス」
講師:加賀屋克美氏 - 15:10~15:15
- 閉会挨拶
山形県金融広報委員会副会長 阿部修二