金融教育公開授業
2017年度 金融教育公開授業
富山県金融広報委員会
学校法人片山学園 片山学園中学校
金融広報中央委員会
富山/富山市の実施報告
「金融教育公開授業 in 富山(富山市)(片山学園中学校)」(1月26日開催)
学校法人片山学園 片山学園中学校は、富山県初の中高一貫校として平成17年に開校した学校です。富山から世界にはばたく人材を育てることを目標とし、中学生の段階からスイス、フランス、オーストラリア等への留学を経験するなど、世界に目を向け多様性を理解しながら、さまざまな問題を解決する能力を身につける活動を実践しています。また、授業をはじめ全ての活動を生徒たちが主体的・対話的に取り組み、協調性を身につける取り組みをしています。
1月26日(金)に金融教育公開授業を開催し、2年生を対象に公開授業と加賀屋克美氏による講演会を行いました。「お金」について理解し、さらには「将来の目標」へとつなげていく1日となりました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
2年生の社会科の授業で「地方公共団体の財政」と題して、富山市および富山県の財政を調べながら、税金の種類やその内容、地方公共団体の仕事や税金の使われ方などを学びました。公開授業の1週間ほど前からグループに分かれて、「富山市と富山県の歳入」や「富山市と富山県の歳出の違い」などのテーマについて、グループごとに調べながら発表の準備を進めました。公開授業当日は各クラスから選抜されたグループが、2年生全員と来校された保護者に対して発表を行いました。生徒は各グループごとの発表を聞き、話し方、スライドの見やすさや美しさ、内容のわかりやすさや工夫などを「評価シート」を使って評価したうえで、知ったこと・発見したこと、気をつけたいこと・覚えておきたいこと、などを記しました。このようにして、税金が自分たちの身の回りの生活にどのように役立てられているかについて理解を深めました。
2.講演会
公開授業の後、加賀屋克美氏から、「日米のディズニーで学んだ感動のサービス」と題する講演が行われました。生徒たちにとって「ディズニーランド」は非常に興味深い場所です。加賀屋氏は、そこで働いていたときの仕事内容について具体的に、実演も交えながら話してくださり、生徒たちは魅了されていました。とくに、子どもを亡くしたある夫婦がディズニーランド内のレストランに来店されたときのエピソードに関しては、生徒たちから「仕事をするということは人のためになるということだと実感した」、「とても感動した」といった感想が多く寄せられました。
加賀屋氏は、「将来の目標を強く持つこと」、「挑戦することが大切である」と強調されました。本校ではキャリア教育に力を入れていますので、講演内容を聴くことを通じて、学校生活での活動の意義が生徒たちの心により深く刻まれたようです。
3.プログラム
- 13:30~14:20
- 公開授業
「地方公共団体の財政」(2年生 社会科) - 14:40~14:45
- 開会挨拶
富山県金融広報委員会副会長 工藤治 - 14:45~15:45
- 講演「日米のディズニーで学んだ感動のサービス」
講師:加賀屋克美氏 - 15:45~15:50
- 生徒代表
お礼のことば - 閉会挨拶
学校法人片山学園理事長 片山浄見