金融教育公開授業
2017年度 金融教育公開授業
新潟県金融広報委員会
上越市立大島中学校
金融広報中央委員会
新潟の実施報告
「金融教育公開授業 in 上越(大島中学校)」(11月17日開催)
上越市立大島中学校は、「挑戦する大中生」をスローガンに、今年度の重点目標を「困難に打ち勝ち、より高い目標に向かって挑戦する生徒の育成」と設定し、様々な課題解決に取り組んでいます。同校は、全校生徒22名という小規模校であるため生徒一人ひとりが担う役割は大きく、地域や社会と積極的に関わることにより郷土愛や夢・志を育む教育に力を入れています。
11月17日(金)に金融教育公開授業を開催し、1~3年生を対象とした公開授業、金融教育協議会、加賀屋克美氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「地域活性化事業の提案と相互評価」と題して、自分たちの住んでいる地域を活性化させるためのプランを5つのグループがプレゼンテーションしました(「ほたる丼大作戦」、「よんごちょうちんを日本中へ」、「大島の日常」、「大島雪ほたるウエディング」、「Let’s Oshimagram!!」)。そして、生徒を含む参加者全員が、実現性・採算性などを考えながら、魅力的と思ったプランに模擬投資を行いました。本時に至るまでに、生徒たちは地域の方や外部講師の方に参加していただきながらグループごとにプランを考え、プランの実現に必要な諸費用を計算し、協力が必要な企業・団体等を検討してきました。また、より良いプレゼンテーションにするために工夫し、準備をしたうえで発表に臨みました。授業では、最後に、地域行政の方に対して、地域活性化のための5つの企画書を生徒たちが手交して結びとしました。
2.金融教育協議会(研究発表)
金融教育研究校の委嘱を受け、研究主題を「社会の中で生きて働く力を育む金融教育の推進」とし、金融教育の研究に取り組んできました。具体的には、社会に出て行う体験学習、ボランティア、地域活性化のワークショップ、投資体験等を実施しました。こうした様々な人との関わりと体験活動から、社会や金融の仕組みの基礎を体験的に学ぶことができました。また、田舎に住むことのメリット(豊かな自然や地域との交流、様々な特産物等)を繰り返し学ぶことにより、「未来の大島を輝かせる」という課題に発展的に取り組むことができました。さらに、今回の試みを通じて学校が地域やより広い社会とつながりを持つことができたため、発展的な学習を支援していただける関係を構築することができました。このように地域や社会との連携で進めた金融教育の取り組みは、社会で生きて働く力を育成するうえで有効と考えます、と発表されました。
3.講演会
加賀屋克美氏から「日米のディズニーで教わった感動のサービス」と題する講演が行われました。加賀屋氏は、自身がディズニーランドで働きたいと思ったきっかけ、その夢に向かってどのように考え行動したのか、具体的なエピソードを紹介されました。中でも、実際にディズニーランドで働いてみて感じたことは、「働く」ことの意義は「お客様を笑顔にすることなんだ」ということでした、と話されました。最後に、生徒たちに向かって、夢はあきらめずどうやったら叶えられるのか自分で研究して考えて欲しい、友人の夢を応援して欲しい、仲間と協力し助け合って欲しい、と伝えられました。
4.プログラム
- 13:00~13:50
- 公開授業
「地域活性化事業の提案と相互評価」(1~3年生 総合的な学習の時間) - 14:05~15:00
- 金融教育協議会(研究発表)
- 15:10~15:15
- 開会挨拶
上越市立大島中学校校長 古澤博之
主催者挨拶
新潟県金融広報委員会事務局長 加藤仁 - 15:15~16:15
- 講演「日米のディズニーで教わった感動のサービス」
講師:加賀屋克美氏 - 16:15~16:20
- 閉会挨拶
上越市立大島中学校校長 古澤博之