金融教育公開授業
2019年度 金融教育公開授業
長崎県金融広報委員会
長崎県立壱岐商業高等学校
金融広報中央委員会
長崎の実施報告
「金融教育公開授業 in 長崎(壱岐商業高等学校)」(1月21日開催)
長崎県立壱岐商業高等学校は、長崎県本土から飛行機で約30分の所に位置する壱岐島にあり、創立70年目を迎えた伝統ある学校です。「本気で学んで 本気で鍛えて 夢実現!」をスローガンに掲げ、生徒一人ひとりが高い志に向かって努力するとともに、心身ともに健康で人間性豊かな人材の育成を目指しています。また、学科ごとの特性を生かしつつ、地域に信頼される特色ある学校づくりにも力を入れています。
1月21日(火)に金融教育公開授業を開催し、商業科1年生を対象とした公開授業と、全校生徒、教員、保護者、地域の方などを対象としたパックンマックンによる講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
1年生の商業科において、「物々交換~現金の必要性~」と題する公開授業を行いました。
まず、自給自足の時代から現代の流通に至るまでの説明がありました。
続いて、生徒一人ひとりに、それぞれ異なる「持っている物」と「欲しい物」が書かれたカードが配られました。生徒は、自分のカードに書いてある「欲しい物」を手にいれるため、他の生徒と物々交換を行うことになりました。生徒たちは教室内を活発に動き回りましたが、目当ての物と交換することはなかなか難しく、苦戦している様子でした。物々交換ゲームを体験することにより、貨幣の役割や重要性を実感することができました。
その後、「貨幣の役割と信頼」についての説明を受けた後、「一万円はなぜ一万円の価値があるのか」について考えました。貨幣は信用を得ることにより、その価値を維持していることを理解することができました。日本の紙幣は偽札が少なく信頼度が高いことも取り上げられました。偽造防止技術について学んだ際には、お札の中に隠された小さな文字を見つけた生徒たちから次々と驚嘆の声が上がり、盛り上がっていました。
2.講演会
パックンマックンから、「こんなに違う!日米のお金のとらえ方」と題した講演が行われました。人生にかかるお金の話を、軽快なコントを交えながら、わかりやすくお話してくださいました。日本では子供に対しておこづかい制を導入している家庭が多い一方で、アメリカはお手伝い制で、「お金は稼ぐもの」という教育をしているといったことを説明してくださいました。
参加者からは、「コントを織り交ぜた内容でとても面白く、わかりやすかった」、「講演会と聞いて硬いイメージでしたが、とても楽しく聞くことができました」といった声が聞かれました。会場からは終始、大きな笑い声が溢れる楽しい講演会となりました。
3.プログラム
- 9:55~10:45
- 公開授業
「物々交換~現金の必要性~」(1年生 商業科・ビジネス基礎) - 10:55~11:45
- 研究協議
- 14:00~14:05
- 開会挨拶
長崎県立壱岐商業高等学校校長 長池純寛 - 14:05~15:35
- 講演「こんなに違う!日米のお金のとらえ方」
講師:パックンマックン - 15:35~15:40
- 閉会挨拶
長崎県金融広報委員会会長 下田尚人