金融教育公開授業
2022年度 金融教育公開授業 金融・金銭教育協議会
群馬県金融広報委員会
群馬県立渋川工業高等学校
金融広報中央委員会
群馬/渋川市の実施報告
「金融教育公開授業 in 群馬(渋川工業高等学校)」(11月22日開催)
群馬県立渋川工業高等学校は、機械科、自動車科、電気科、情報システム科、工業技術科(定時制)を擁する北毛地域(群馬県北部)で唯一の工業高校です。創立65年の伝統の中で、1万1千人を超える卒業生は地元産業界をはじめ県内外で技術者として活躍しています。生徒たちは優れた教育環境のもと、「ものづくり」を通じてこれからの社会を生きていくうえでの技術・知識の習得に真剣に取り組んでいます。
11月22日(火)に金融教育公開授業を開催し、1年生を対象に家庭科の公開授業と、住田裕子氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「ひとり暮らしの生活費を考えよう」と題して、「家計管理」について、自立した消費者として適切な消費行動ができるよう、家計の構造を理解し収支のバランスについて主体的に考え、工夫することを目標に「家庭基礎」の公開授業を行いました。
はじめに、教師より給料の仕組みや家計の構造について説明を行った後、生徒一人一人がシミュレーションを通して、ひとり暮らしにおける収入と支出のバランスを考えました。生徒は、シミュレーションを体験することで、単純に収支の金額を意識するだけでなく、夢や目標も考慮して支出を考えることの大切さに気づくことができました。つづいて、家計管理アドバイザー役と依頼者役に分かれてペアを組み、実際に依頼者にアドバイスをすることを体験することで、収支バランスについて考えを深めました。
授業ではペアワークを行ったり、依頼者に対するアドバイス内容を各自の端末に入力し、クラス全体と共有を図るなど他者の意見から学ぶ機会をつくることで、主体的で深い学びに結び付くよう工夫を図りました。
生徒からは「人生全体でバランスをとることの重要性」や「将来のことを考えることの大切さ」などの意見が聞かれ、家計管理を通して将来の自分を考えるきっかけとなりました。
2.プログラム
- 13:30~14:20
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公開授業
「ひとり暮らしの生活費を考えよう」(1年 情報システム科) - 14:30~14:35
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講演会
開会挨拶
群馬県立渋川工業高等学校校長 諏訪淳一 - 14:35~15:35
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講演「社会で活躍する若者へのメッセージ」
講師:住田裕子氏 - 15:35~15:40
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閉会挨拶
群馬県金融広報委員会事務局長 石井富美代