金融教育公開授業
2022年度 金融教育公開授業 金融・金銭教育協議会
江東区立第二辰巳小学校
東京都金融広報委員会
東京/江東区の実施報告
「金融教育公開授業 in 東京(第二辰巳小学校)」(2023年1月27日開催)
江東区立第二辰巳小学校は、児童の健やかな成長を目指して、思いやりのある子、考える子、たくましい子の3つを教育目標として、さまざまな取り組みを進めています。
2023年1月27日(金)に、対面とオンラインを併用したハイブリッド方式により、低学年、中学年、高学年毎に金融教育公開授業を開催し、研究発表会、研究協議会を行いました。公開授業では、予め授業風景をビデオ録画したものを用いました。続いて、指導講評を行い、菊間千乃氏による講演会も行われました。
▼ 参加者内訳:
オンライン参加者:外部参加者27名、開催校教員2名
合計97名
1.公開授業
低学年では、「きせつとなかよし あき」をテーマとして、授業を行いました。自ら主体的に季節を取り入れて遊びや生活を楽しく作り出すことができるようになり、ルールやマナーを守って遊ぶことができるようになること、を目標に授業を行いました。
中学年では、「くふうして売ろう!行列のできるショッピングモール」をテーマとして、授業を行いました。児童は、どうすれば魅力的な商品を作ることができるかをテーマにグループ学習を行い、授業を通じて理解を深めました。
高学年では、「明治の国づくりを進めた人々」をテーマとして、授業を行いました。授業では、租税の歴史を振り返り、欧米の文化を受け入れ殖産興業や地租改正を推進し、日本の近代化を進めた人々の働きについて学級全体で活発に話し合いをし、最後に授業内容をまとめました。
2.研究発表会、研究協議会
公開授業に続いて、分科会毎に研究発表会を行いました。「答のない時代を生き抜く児童の育成」を研究主題とした基調報告を冒頭に上映しました。研究校としての取り組みを通じて、単元間の繋がりなどを意識した教科横断的なカリキュラム・マネジメントを活用した金融教育を行うことができたことなどが報告されました。
続いて行われた研究協議会では、分科会毎に、児童が金融教育を通じて人や社会とのつながりを意識し、学習を深めることができるようになったことなどが成果として共有されました。一方で、金融の視点を取り入れた学びや行動ができる実践的な学習環境づくりを継続していくことが今後の課題として意識されました。
3.指導講評
文部科学省初等中等教育局教科調査官の小倉勝登氏から、指導講評が行われました。
小倉氏は、よりよい授業が展開されるためには、先生方の普段からの工夫が必要であることを話されたうえで、今日の成果を明日からの授業に活用して欲しいと話されました。
4.プログラム
- 13:30~14:00
- 公開授業(ビデオ上映)
- 14:05~14:25
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研究発表会
基調報告 江東区立第二辰巳小学校主幹教諭 大戸瞳 - 14:25~14:55
- 研究協議会
- 15:05~15:35
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指導講評
文部科学省初等中等教育局教科調査官 小倉勝登氏 - 15:45~16:45
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講演「契約のキホンのキホン」
弁護士 菊間千乃氏 - 16:45
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謝辞
江東区立第二辰巳小学校校長 新貝朗