金融教育フェスタ
金融教育フェスティバル in the Galaxy
開催後記
「知ろう 学ぼう 役立てよう チャレンジ!おかね宇宙探検」のキャッチフレーズで開催した「金融教育フェスティバル in the Galaxy」は、前回同様、大きな反響を呼んで幕を閉じました。
今回は会場を秋葉原UDXとし、2階のメインステージでは1日3パターンの演出で、大人から子どもまで楽しみながら金融教育を学べるよう工夫したステージショーを用意し、各回とも多くの来場者の方に金融教育の必要性を身近に感じていただきました。4階フロアーの「おかねミッション」では、昨今話題の“お仕事体験”によって学ぶ金融教育を実施。6階では2日間で22講座の金融教育セミナーを開催し、様々な切り口から、大勢の方々に金融知識の普及、金融教育の必要性に触れていただくことができました。このイベントに参加していただいた方々には、金融知識や金融教育が日々の生活の中で必要不可欠なものであり、また日々の生活の中で学ぶことができる身近なものであることを感じていただけたのでないかと思います。
アンケートから見た来場者の本イベントに対する感想は、総じて好評で、『金融教育』を身近なものとして理解し、その必要性を感じて頂ける結果となりました。メインステージ・知るぽるとステーションで行われた“カネゴン”“アンパンマン”“パペット”“寸劇”の各ショーはいずれも、保護者の9割近い方が「役に立つ」と回答し、今後の継続を望んでいます。お仕事体験“おかねミッション”についても、ほぼ全員が「金融教育や金融知識を理解するうえで役立つ」と答えており、「今後も行ってほしい」と希望しています。
一方実際に参加した子どもたちは、“おかねミッション”の3つのステップとも殆どの子どもが、「わかった」(90%)と答えており、今回のフェスティバルが「とても楽しかった」(80%)とみんなが満足した様子が結果に表れています。子どもにとっても金融知識の理解が進む楽しいイベントとなったようです。
大人向けのプログラムとして設けた22講座の「金融教育セミナー」についても、「金融教育を理解するうえでこのようなセミナーは役立つと思いますか?」という問いに対し、セミナー参加者のほぼ全員の方が「役に立つ」と答え、継続を希望しています。どの講座にも講演テーマに関心を持った多数の参加者があり、金融知識の普及や金融教育の大切さを改めて認識するプログラムとなりました。また、2階で展開された“金融教育資料提供コーナー”では、資料を持ち帰った方の4人に1人は10冊以上持ち帰るなど、金融・経済・教育等に関する資料が一堂に会した当コーナーが大いに役立てられた様子が窺われます。また、パソコン教材紹介コーナーも好評で、8割を超える方が参考になる教材があったと答えており、教材の理解も4人に3人が「わかりやすかった」と答えています。こういった様々な教材を通してより多くの方々に金融知識や金融教育の大切さに触れていただけましたことは、「金融教育フェスティバル」開催の意義の一つと言えるでしょう。また、ご参加いただいた協力団体の方々には、今後の金融知識普及・教育についての手ごたえを感じていただけたのではないでしょうか。
本イベントが当委員会の認知度向上に寄与していることも明らかになっています。申し込み前は「金融広報中央委員会」「知るぽると」とも名前を知らなかったという方が半数以上いましたが、本イベントに参加して、知るぽると(金融広報中央委員会)の活動内容が「よく理解できた」(36%)、「だいたい理解できた」(61%)と、大勢の方に理解して頂くことができました。本イベントの開催を通じて、金融広報中央委員会の活動の認知・理解度が大きく進んだようです。
最後になりましたが、本イベントの成功を支えてくださった協力団体の皆様やご講演頂きました講師の方々に厚く御礼申し上げます。
引き続き『金融知識や金融教育』の普及にご支援賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
2009 年2月 『金融教育フェスティバル in the Galaxy』実施事務局