金融教育公開授業
2021年度 金融教育公開授業
兵庫県金融広報委員会
兵庫県立長田商業高等学校
兵庫の実施報告
「金融教育公開授業 in 兵庫(兵庫県立長田商業高等学校)」(12月3日開催)
本校は、県下唯一の定時制商業高等学校としての使命を追求し、次世代にたくましく生きる生徒の育成と、地域や県民の皆様のニーズに応えられる魅力ある高校づくりに教職員一丸となって取り組んでいます。また、来年度からは学科改編を行い、さらなる飛躍を遂げてまいります。
12月3日(金)に金融教育公開授業を開催し、1年生を対象とした公開授業と、いちのせかつみ氏による講演会を行いました。
▼ 参加者内訳:
1.公開授業
「高校生が考える!お金と賢く付き合う方法」と題して、今まで学んできた金融リテラシー・税金・ライフプラン・キャッシュレス社会など金融に関するテーマの中から、生徒自身が最も興味のあるトピックスについてグループで研究を深め、発表しました。商業を学ぶ生徒として金融に対する関心を深め、金融が経済に及ぼす影響を他者と協働して考えることを研究主題として取り組みました。
「キャッシュレスについて」では、キャッシュレスのメリット・デメリットをはじめ、利用率に世代間ギャップがあること、また、導入する店舗側の事情などによっても利用率が変わることなどをデータから読み解き、将来のキャッシュレス社会の展望と利用する側の心構えについて発表しました。
「ライフプラン~経済的な自由とは~」では、ライフプランを考えるうえで、商品やサービスを自由に選択し、消費できる生活が不可欠であると考えました。そのために私たちができることは何かということを主題に、稼ぐことや今学んでいる簿記などの資格取得の重要性など、将来のために目標を持ち(SMARTモデル)、計画的に目標を達成させていくことの大切さについて発表しました。
「税金の使いみち」では、もし税金が納められなければどうなるのかを示し、税金を納める意義について考えました。少子高齢化が進む中、税金の使いみちや税金の果たす役割は大きく変わろうとしています。その中で、年金だけに頼らない生活設計を考えたり、税金の使いみちについて政治に対して意見が言えたりするようになる、といった自分たちなりの提案を導き出したまとめを発表しました。
「金融リテラシー~知る金融~」では、自分たちが法的に成年になったときにどのようなことが想定されるのかを考えました。来年度からの成年年齢引き下げは高校生にとって大きな影響を及ぼし、お金や契約にまつわるトラブルが若年層で相当数増えることが懸念されています。こうした中、諸外国と日本を比べて何が不足しているのか、公表されているデータや自分たちの身近な人の行動から考察して発表しました。
2.プログラム
- 18:15~19:00
- 公開授業
「高校生が考える!お金と賢く付き合う方法」(1年生 ビジネス基礎) - 19:15~19:20
- 開会挨拶
兵庫県立長田商業高等学校校長 宮本美枝子 - 19:20~20:05
- 講演「世界一おもろい経済学」
講師:いちのせかつみ氏 - 20:05~20:10
- 生徒代表 お礼のことば
- 20:10~20:15
- 閉会挨拶
兵庫県金融広報委員会事務局長 田代稔