2022年度 先生のための金融教育セミナー

ハイブリッドセミナーの内容

実践報告とワークショップ

本校は、2021、22年度に山梨県金融広報委員会より金融教育研究校の委嘱を受け、「金融教育の核としての学校教育の在り方に関する研究～学校、家庭、地域、関係機関が連携した金融教育の実践的な研究開発～」を研究主題に取り組んできました。本日は、金融教育を実践するうえで参考にして頂けるよう、研究校としての取り組みの意図や内容、成果をご紹介したいと思います。

本校では、総合的な学習の時間の中で、家庭、地域、関係機関が連携した金融教育を教育課程に明確に位置付けました。「金融教育プログラム（年齢層別目標）」の中で教科指定のない目標を全て抽出したうえで、4学年分（3～6年生）の指導計画を構想・作成し、各発達段階の目標に基づいた系統的な金融教育活動を展開しました。その集大成として、独自に「金融教育Week」を創設し、集中的に金融教育を実践しました。これは、金融教育を学校だけで行うには限界があるため、家庭や地域等と連携する仕掛けとして考えたものです。同Weekの翌日には公開授業や講演会等を組み合わせた「金融教育フェスティバル」を実施し、家庭や地域等における金融教育への意識を高めることができました。

今回の取り組みを通じ、地域や家庭等と連携した金融教育の重要性や有効性を再認識することができました。