家計の金融行動に関する世論調査
家計の金融資産に関する世論調査[二人以上世帯](平成15年まで)
家計の金融資産に関する世論調査 平成13年調査結果
Ⅳ 老後の生活
1. 老後の生活への心配
- 老後の生活について「心配している」世帯(注)の割合は、引続き高水準となっている。このうち、「非常に心配している」世帯は、前年比3.2%ポイント増加。
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心配している理由としては、半数以上の世帯が「十分な貯蓄がないから」、「年金や保険が十分ではないから」と回答。前年対比では、「十分な貯蓄がないから」、「老後に備えて準備していないから」、「退職一時金が十分ではないから」、「再就職などによる収入の見込みがないから」が増加。
(注)「心配している」世帯は、「非常に心配している」世帯と「多少心配している」世帯の合計。
2.年金に対する考え方
- 年金(公的年金・企業年金<個人年金は除く>)で老後の必要資金をまかなえるかとの質問に対して、9割以上(92.1%)が年金では「ゆとりはない」(注)と回答しているが、その理由としては、世帯主年齢が60歳未満の階層では、「年金が支給される金額が切り下げられるとみているから」、同60歳以上の階層では、「高齢者への医療・介護費用の個人負担が増えるとみているから」と思っている世帯が引き続きもっとも多い。
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「ゆとりはない」と回答した世帯が、その不足分をどのようにまかなうかについては、前年に比べて、「貯蓄でまかなうつもり」が減少した一方、「働いてまかなうつもり」、「生活水準を引き下げるつもり」が増加した。
(注)「ゆとりはない」は、「日常生活費程度もまかなうのが難しい」(47.9%)と「ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる」(44.2%)の合計。