ビギナーズのためのファイナンス入門
第2講 コンビニ・商品・販売
Dialogue 2 街で
翔一「コンビニ寄って行こうぜ。」
剛「ああいいよ。で、何買うの。」
翔一「チケット取りたいんだ。○○の。」
剛「これからで取れるの。」
翔一「メジャーじゃないから大丈夫だと思う。」
剛「でも、便利になったよな。コンビニって。」
翔一「そうそう、弁当も温めてくれるしー。」
剛「うちの近所のコンビニは、配達までしてくれるんだ。」
翔一「それにしてもいろいろ売ってるよな。」
Knowledge 2 コンビニ店の商品管理
最初に問題です。つぎの商品、サービスから近くのコンビニでは扱っていないものを探してください。
菓子、弁当、パン、飲料水、果物、野菜、鮮魚、インスタントラーメン、レトルト食品、アイスクリーム、スーツ、下着、靴下、タオル、ATM、コピー、ファックス、保険、切手、宅配便、公共料金払い込み、石鹸、洗剤、化粧品、電池、雑誌、小説、家具、家電製品、携帯電話、クスリ、チケット購入、ボールペン、ノート、使い切りカメラ、米、ゲームソフト、DPE、クリーニング
とにかく小さい店舗でも3,000アイテム(品目)以上と言われるコンビニ、今では私たちの生活になくてはならないものになりました。コンビニはもちろんconvenience(便利)の略。最初に登場したアメリカではCVS(コンビニエンスストア)と呼ばれています。
コンビニは徹底した商品管理が売り上げの秘訣と言われます。レジではスキャナーによって商品のバーコードを読みとると、その売り上げ商品、売り上げ時刻などが商品管理センターに瞬時に知らされます。店頭在庫の状況が店舗ごとにチェックされ、品不足の売れ筋の商品は、的確な配送システムによって店舗に届けられ、充足されます。
品質の劣化が早い弁当やおにぎり、サンドイッチなどは、店舗に一日に3~4回配送され、常に新しいものが棚に置かれるよう工夫しているところも多くなっています。
最近では品物を売るだけでなく、コンサートチケットの予約など様々なサービスも提供する、これがコンビニの使命のようです。店内にはATM(現金自動預け払い機)も設置され、預金の引出等も可能となっています。
Skill 2
近くのコンビニ店に出かけていって、どのようなサービスが受けられるか観察してみよう。
また、入り口やレジ付近にはどんな商品が陳列されているだろうか。